F1のウイリアムズとニスモが技術提携を発表! 協力して日産車ベースの高性能モデル開発へ!

Autoblog JP(オートブログ) / 2013年6月28日 12時20分

F1のウイリアムズとニスモが技術提携を発表! 協力して日産車ベースの高性能モデル開発へ!


F1で9度のコンストラクターズ・タイトルを獲得してきたウイリアムズと、日産のモータースポーツ活動を担うニスモ(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)は27日、日産車をベースとする高性能ロードカーの開発で新たに協力関係を結ぶことを発表した。

Gallery: Williams and Nismo


 
ウイリアムズには、F1参戦の実戦部隊である「ウイリアムズ F1チーム」と、そこで培った技術やノウハウを多方面に応用・提供することを目的に設立された「ウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング」がある。今回発表されたニスモとの協業は後者の(営業)活動の一環だ。

プレスリリースによれば、ニスモはウイリアムズの持つ空気力学、シミュレーション、材料科学など最先端のF1から応用される知識と技術力を、2014年以降に発売される日産車をベースとした高性能市販車の開発に活用するという。

ウイリアムズの創始者サー・フランク・ウイリアムズは次のように語っている。

「ウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングは、これまで世界的レベルの高性能な製品を開発してきた歴史がありますが、ニスモの熱意と可能性を感じる今回の合意は特にエキサイティングなものです。ウイリアムズとニスモはともにレースと最先端技術に対する情熱を分かち合えますから、きっとお互い密接に関わり合いながら自動車技術における最高峰のクルマを開発してみせるでしょう」

ニスモ社長の宮谷正一氏は以下のようなコメントを発表している。

「ニスモは30年間に渡るレース経験を基にするブランドです。だから我々は共同で高性能車を開発するなら、同じような企業精神を持つ会社を相手に選ぶことが相応しいと考えました。ウイリアムズはレースで培われた技術力が市販車に応用できることを証明しています。これから2社の協力関係がスタートし、ニスモ・ブランドの製品開発に注力されることを、楽しみにしています」



親会社である日産の「ニスモ・ブランド拡大戦略」により、最近では日産のサブブランドとして「NISMO」の名前を持つ高性能モデルの開発を手掛けているニスモ。第1弾の「ジュークNISMO」から、先日発表されたばかりの「フェアレディZ NISMO」「マーチNISMO」に続き、2014年には「GT-R」の性能をさらに磨き上げた「GT-R NISMO」が登場すると予告されている。世界の名だたるスーパーカーに肩を並べることが期待されるこの超高性能モデル開発のため、F1直系のテクノロジー(数々のモータースポーツ活動でノウハウを蓄積してきたニスモでも、それだけは未経験の世界だ)を応用しようとウイリアムズの協力を求めたということだろう。



一方のウイリアムズ側としては、技術協力として関わっていたジャガーのハイブリッド・スーパーカー「C-X75」の生産計画がキャンセルされてしまったという事情がある。これを補填する"仕事"を彼らは求めていたに違いない。"仲人"はウイリアムズにエンジンを供給してきたルノーだろうか。

ウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングにはこれまで、ポルシェのレース用車両「911 GT3Rハイブリッド」や、アウディがル・マンを制した「R18 e-trom クワトロ」に、カーボンファイバー製フライホイールを使ったハイブリッド・システムを提供してきた実績がある。となると、GT-R NISMOにはひょっとしたら「ラ・フェラーリ」や「マクラーレン P1」のように、電気モーターによるパワー・ブースト装置が組み込まれるのかも知れない、という予測も浮かぶ。



「ニスモ」と「ウイリアムズ」というモータースポーツで数々の成功を収めてきたブランドの技術力が、日本の誇るスーパーカー「GT-R」と結びつくなんて、考えるだけでわくわくするではないか。具体的な情報が明らかになる日を楽しみに待とう。


Source: Williams

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
Autoblog JP

トピックスRSS

ランキング