ケータハムから、スズキ製660ccエンジンを搭載した「セブン」が間もなく発売!

Autoblog JP(オートブログ) / 2013年8月6日 17時50分

ケータハムから、スズキ製660ccエンジンを搭載した「セブン」が間もなく発売!


イギリスの軽量スポーツカー・メーカー、ケータハムは5日、日本のスズキ製軽自動車用エンジンを搭載するエントリー・レベルの「セブン」を今年の秋に発売すると発表した。

Gallery: new entry level Caterham Seven


 
ケータハムの創設者グラハム・ニアーンが、ロータスから「セブン」の製造権を買い取り、自社ブランドのスポーツカーとして生産を開始したのは今からちょうど40年前のこと。その史上、最も排気量の小さなエンジンを搭載するニュー・モデルが間もなく発売されることになる。

ケータハムの発表によれば、そのエンジンはスズキ製の3気筒660ccターボ。つまり、「ワゴンR スティングレー」や「スペーシア T」に積まれている「R06A」型のインタークーラーターボ付きとなる見込みが高い。(追記:写真から判断すると「ジムニー」で使われている「K6A」型ではないかとのご指摘を読者の方から頂きました。ありがとうございます)これに同じスズキ製5速ギアボックスが、ケータハム・テクノロジー&イノヴェーション(CTI:ケータハム・グループのエンジニアリング部門)によって手が加えられた上で、組み合わされるという。

シャシーはこの軽くてコンパクトなパワートレインに合わせて再設計され、さらに「初期のセブンの精神に立ち返った」サスペンションを採用しているとのこと。詳しいスペックは今のところ未公表ではあるが、これは要するにリア・サスペンションが、1980年代中頃から採用されたド・ディオン・アクスルではなく、それ以前のモデルと同様のリジッド・アクスルになるということらしい(現代でも一部の車種で採用されている)。

スズキの軽自動車では最高出力64ps/6,000rpmと最大トルク9.7kgm/3,000rpmを発生するR06A型ターボだが、これ(あるいは他の型かも知れないが)をベースに、CTIの専門技術者たちが「非常にダイナミックなセブンに合うように」ファイン・チューニングを施したという。その結果、660ccセブンは「強力なパフォーマンスと、大きく改善された燃費やCO2排出量を両立させる性能を持つ」クルマになったそうだ。



ケータハム・カーズのグラハム・マクドナルドCEOは、「スズキは非常に効率の良いエンジンを搭載した小型車の製造に掛けてはリーダー的な会社であり、情熱を共有しています。我々は特に軽量なパワートレインを必要としていましたが、しかしそれは全てのセブンに備わる固有のキャラクターと合致しなければなりませんでした。ありがたいことに、非常に多くの努力を重ねた結果、我々は見事な性能を発揮するパッケージを実現することが出来ました」と語っている。「我々が意図するところは、これまで以上に軽く、低価格かつ経済的で、乗りやすい新しいエントリー・レベルのクルマを用意することによって、セブンの楽しさを蒸溜して提供すること。価格は1万7,000ポンド(約257万円)以下に設定し、今年の秋から発売を開始します。最初の納車は2013年末になるでしょう」

加えて、「このクルマはニュートラルでしなやかな乗り心地が得られるように設計され、その上さらに、全てのセブンに期待されるような鋭いスポーツ性とコーナリング・スピードを備えています」と説明する。

一方、スズキは「とても興味深くユニークなプロジェクトです。軽量な少量生産スポーツカーの製造で尊敬と名声を集めているケータハム社に、当社のパワートレインを供給することによって、スズキの"スポーティ"なブランド・イメージが高まると確信しています」と述べている。

ちなみにイギリスでは現在、最も安価なセブン「ロードスポーツ125」が1万9,995ポンドから、となっている。標準装備の違いなどもあり、日本における同モデルの販売価格は441万円。ということは、スズキ製660ccエンジンを積むニュー・モデルの価格は、単純に計算すれば375万円以下、という予想も成り立つ。インポーターには"なるべく低価格で"と嘆願したいが、再設計されたシャシーと足回りによって、日本では軽自動車として登録することが可能になるのかどうかも、気になるところだ。

あるいはいっそ、ケータハムでファイン・チューンされたFR用パワートレインをスズキが逆輸入し、「カプチーノ」後継モデルを開発...なんてことにはならないだろうかと、拡がる淡い夢を止めることができない。

今年開催される東京モーターショーでは出展ブランドに残念ながらケータハムの名前が見当たらないので、実車の発表はフランクフルト・モーターショーあたりになるだろうか。楽しみな"軽セブン"の続報を待ちたい。


追記:エンジンはスズキの新世代エンジンR06Aではなく、やや旧式なK6A型ではないかとのご指摘を読者の方から頂きました。いつまでジムニーにK6A型が使われるのかは分かりませんが、新型セブンの発売時期からみて、当面はK6A型が供給される確率が高そうです。情報提供ありがとうございました。


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