【レポート】「最大の転機はF1参入」 ブレーキメーカー伊ブレンボの会長が"成功"を語る

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年2月3日 8時30分

【レポート】「最大の転機はF1参入」 ブレーキメーカー伊ブレンボの会長が"成功"を語る


自動車業界における著名なブレーキメーカーとして、その名が知られているブレンボ社。同社のブレーキシステムは、フォード「マスタング」の最新世代、また日産「370Z(日本名:フェアレディZ)」や三菱「ランサーエボリューション」にも長年採用されている。さらに、ポルシェやフェラーリなどの名だたる高級車に提供してきたブレーキ(言うまでもなく、モータースポーツ界への貢献は著しい)も含め、ブレンボのブレーキ製品は同社の会長であるアルベルト・ボンバッセイとその一族を億万長者にのし上げた。
73歳のボンバッセイ氏は、12億ドル(約1227億円)に相当する53.5%の持ち株によってブレンボ社を牽引している。しかし実際のところ、この株は家族で経営するコンサルティング会社が保有し、配当金はボンバッセイ氏の2人の後継者が受け取っている。そのため、彼が世界長者番付にランクインしたことは一度もない。

先日彼は、金融情報サイト『Bloomberg』に対し、「ブレンボにとって最大の転機は、1975年にレースの世界に参入し、F1でフェラーリにブレーキの供給を始めたことだ。これがきっかけで、長年ブレンボはコース上で新たな技術の向上を図ることができ、その成果が市販車や2輪車に着実に反映されている」と、会社の成功のきっかけについて語った。同サイトによれば、ブレンボはF1の2014年シーズンに参戦する11チームのうち、7チームに対してクラッチやブレーキを供給する予定だという。

2012年には会社の収益が18億ドル(約1838億円)と11%アップしたが、それにはモータースポーツ界以外からの利益も含まれる。経済アナリストのモニカ・ボジオは「高級車に焦点を当てたビジネスが功を奏し、ブレンボは、他の自動車部品メーカーと比べておよそ3倍の早さで会社の規模が拡大している」と分析。ボンバッセイ氏はブレンボの今後について、「ブレンボの強みは、家族経営という点にある。会社への関与を縮小することや会長の座を退くというプランは頭にない」と、力強く語った。

By Brandon Turkus
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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