トヨタ、現行型「プリウス」の制御ソフトに不具合が見つかり、国内外で約190万台をリコール

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年2月13日 8時17分

トヨタ、現行型「プリウス」の制御ソフトに不具合が見つかり、国内外で約190万台をリコール


トヨタは12日、現行型「プリウス」に搭載されたハイブリッド・システムの制御ソフトに不具合があるとして国土交通省にリコールを届け出た。

トヨタによると今回の不具合発生箇所は、エンジンルームに搭載されている「モーター・ジェネレータ・コントロール・コンピュータ」と、ダッシュボード側部に置かれた「パワー・マネジメント・コントロール・コンピュータ」。制御ソフトが「不適切」なため、「加速時などの高負荷走行時に、昇圧回路の素子に想定外の熱応力が加わること」があり、そうすると「使用過程で当該素子が損傷し、警告灯が点灯して、フェールセーフのモータ走行」となってしまうとのこと。さらに「素子損傷時に電気ノイズが発生した場合、ハイブリッドシステムが停止し、走行不能となるおそれ」があるという。

リコール対象車は、平成21年3月23日から平成26年2月5日に製造された3代目「プリウス」。日本国内で販売された約99万7,000台のほか、海外へ輸出された車両に対しても同様にリコールを届け出ることになっており、国内外で販売された対象車を合計すると約190万台に上る。

これまで、警告灯が点灯したものから走行不能となったものまで合計308件の不具合が報告されているが、事故は起きていないとのこと。

改善措置としては「全車両の制御ソフトを対策仕様に修正」し、「昇圧回路の素子が損傷して警告灯が点灯した場合は、電力変換器(DC-ACインバータ)を無償交換」するそうだ。



ハイブリッドカー以外では聞き慣れない装置の、しかもソフトウェアに見つかった不具合。これまで工作精度や材料品質、組立技術の高さなどから世界中で「壊れない」という評判を得た日本車だが、21世紀はトップランナーゆえの試練に悩まされる事態が度々見受けられる。ソフトウェアの「不適切」が見つかるまでかなりの時間を要することは、PCを日常的に使用する人ならご存じの通り。決して日本の技術者が「ソフトには弱い」というわけでもないはず(と信じたい)。今さらコンピュータを一切使わないキャブレター式の自動車に戻ることは難しいのだから、日本のモノ作りでこれからますます重要になるソフトウェア開発者の皆さんを応援したい。

今回のリコールについて、公式サイトの該当ページは以下のリンクから。

トヨタ公式サイト: プリウス(ZVW30)のリコール

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