ブガッティが製作した幻の飛行機「100P」とは?

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年2月19日 13時30分

ブガッティが製作した幻の飛行機「100P」とは?



ブガッティと言えば、1909年以降、世界屈指のハイパフォーマンスカーを世に送り出してきた名門自動車ブランド。しかし、かつてレース向けに「100P」という飛行機を開発していたことは、恐らくあまり知られていないだろう。今回は、そんな幻の100Pのレプリカが、自動車博物館に展示されるというニュースをお伝えしよう。
100P誕生のきっかけは、1930年代にブガッティの創業者エットーレ・ブガッティが、飛行機のスピードレース「Deutsch de la Meurthe Cup Race」で優勝できるような飛行機の開発を思い立ったこと。当時の最先端技術を駆使した100Pは、450hpを発揮するブガッティ製4.9リッター直列8気筒エンジンを2つ搭載し、このエンジンがノーズに設置された二重反転プロペラを駆動させる仕組みで、推定される最高速度は500mph(約805kmh)。その他にも、V形テールや前方に傾斜したウィング、空気抵抗がゼロに近い冷却システムなど当時としては画期的な特徴を備えていた。しかし残念ながら、第二次世界大戦などの影響もあり、100Pが実際に空を飛ぶことはなかった。

そして2009年、ブガッティの熱狂的ファンであるエンジニアなどが集結してLe Reve Blueと名付けられたチームが結成され、100Pを復元するプロジェクトが始動した。オリジナルと同様のマテリアルや工程が用いられ、2011年には製造段階の姿が公開された。その100Pのレプリカが、ついにカリフォルニア州オックスナードにあるマリン自動車博物館の「Art of Bugatti」展で公開されることが決定した。Le Reve Blueが、記念すべきお披露目の場としてマリン自動車博物館を選んだ理由は、この博物館が「アール・デコと機械化時代に施されたデザインへ敬意を払っている」からだという。また、将来的には100Pを実際に飛ばす計画もあるという。

100Pのレプリカは、マリン自動車博物館で開催される「Art of Bugatti」展の一環として3月25日から一般公開される予定。100Pの他にもブガッティ一族が持っていた様々な芸術品や車などを揃えた世界最大級のコレクションを楽しめるという。100Pの詳細を知りたい方は、プレスリリース(英語)をどうぞ。

By Chris Bruce
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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