【ビデオ】情熱と友情で『ウルトラセブン』に登場する「ポインター」を再現!

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年3月8日 19時20分

【ビデオ】情熱と友情で『ウルトラセブン』に登場する「ポインター」を再現!


"theAFICIONAUTO"というYouTubeのチャンネルを主宰するChristopher Rutkowskiさんから、Autoblog Japanに「日本に行って超有名なクルマの映像を制作したよ!」という連絡をいただいたのでご紹介しよう。現在40~50代の方なら懐かしく思われるに違いない、「TDF PO-1」通称「ポインター号」と呼ばれるあのクルマのレプリカと、それを製作した城井康史さんの、ハート・ウォーミングな映像である。

"AFICIONAUTO"とはスペイン語で「熱烈なファン」という意味。我々もよく使う「エンスージァスト」に近いのではないかと思うのだが、映像作家のChristopher Rutkowskiさんによるこの映像シリーズは、単なる自動車マニアではない、映画などに登場したクルマ、いわゆる「劇中車」とそれに情熱を注ぐ人々が紹介されている。今回のエピソードでは撮影場所を日本の千葉県に移し、1967年10月から1968年9月にTBS系列で放映されていた円谷プロダクション制作の特撮テレビ番組『ウルトラセブン』の作中で、ダンやアンヌが乗っていた地球防衛軍の警備車両「ポインター号」のレプリカと、それを製作した城井康史さんにカメラを向けた。



ウルトラセブン撮影のために「小道具」として製作されたポインター号だが、作中で実際にナンバープレートを付けて公道を走行していたことから分かるように、実在の市販車がベースとなっている。その車種とは1950年代後期のクライスラー・インペリアル。クロームメッキのモールと後方に長く伸びたテールフィンを持つ、典型的な50年代のアメリカ車であるこのクルマを、当時の撮影スタッフは『ウルトラQ』『ウルトラマン』等の円谷作品で数々の怪獣たちのデザインを手掛けた天才造形アーティスト、成田亨氏が描く近未来的なスタイルへと見事に改造。ようやくモータリゼーションが到来した頃の日本で、さらにその先を行くポインターは子供たちの心を魅了した。大人になってそれを再現してしまった城井康史さんもその1人だ。1958年型インペリアルを手に入れ、同じ夢を共有するご友人達の協力を得てポインターのレプリカを製作。現在奥様となっている女性との出会いもこのポインターが縁になったという。



「このクルマだけが唯一、番組の中で本当にあったクルマだったんですね。それがやっぱりインパクトがあった」と仰る城井さんの言葉は、きっと同世代の方ならよく理解できるに違いない。ウルトラホークなどの戦闘機や宇宙ロケットがミニチュアを使った特撮だということは、当時子供だった我々もほどなくして知った。しかし年齢を重ねてから改めて観返しても、あの銀色に輝くポインターだけは"リアル"な質感を伝えてくる。いわばポインターは、ウルトラセブンを観ている我々の意識の中で、特撮世界と現実世界をつなぐ役割を果たしていたのだ。

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