フォルクスワーゲンの主力モデル「ゴルフ」が誕生40周年!

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年3月29日 20時35分

フォルクスワーゲンの主力モデル「ゴルフ」が誕生40周年!


今からちょうど40年前の今日(3月29日)、フォルクスワーゲンのヴォルフスブルク本社工場から「ゴルフ」の量産第1号車がラインオフした。

後に世界最多生産台数記録を打ち立てる偉大な「ビートル」の後継として、様々な案が検討された中から選ばれたのは、直線的な四角い2ボックス・ハッチバックのボディのフロントに水冷式エンジンを搭載して前輪を駆動するという、ビートルとはまったく正反対のクルマだった。



その登場から遡ること10年前、フォルクスワーゲンは1930年代にグランプリの世界で輝かしい歴史を残したドイツの自動車メーカー、アウトウニオンを傘下に収める。1965年にはそのアウトウニオンから「アウディ」のブランド名で水冷4気筒エンジンをフロントに縦置きする前輪駆動車「アウディ72」が発売。その後継として開発された初代「アウディ80」のエンジンやシャシーを共有し、イタリア人デザイナーのジョルジェット・ジウジアーロがデザインした端正なハッチバック・ボディを与えたモデルが、1973年発売の初代「パサート」だった。ゴルフ誕生につながるいくつかのキーワードが徐々に揃ってきていることがお分かりだろう。

1969年、フォルクスワーゲンは世界初のロータリー・エンジン搭載車を発表したことで知られるNSUも買収し、これをアウトウニオンと統合させる。フォルクスワーゲン本社内部でポルシェ設計によるビートルの後継車案として「EA266」と呼ばれるモデル(ミドシップ・エンジンで後輪駆動の5ドア・ハッチバックだった)の開発が進められていた頃、アウトウニオンNSUではエンジンを横置きに搭載する前輪駆動の小型車を開発するというプロジェクトが進められていた。ここで最後のキーワードが揃う。

複数のプロトタイプまで製作されていたEA266だったが、1971年に3代目社長に就任したルドルフ・ライディングはこの計画に中止を命じ、替わりにアウトウニオンNSUの小型車プロジェクトをベースに、フォルクスワーゲンの命運を賭けた新型車を開発することに決める。




こうして誕生することになったゴルフは、ジウジアーロがデザインした実用的で合理的な直線基調のハッチバック・ボディのフロントに、水冷直列4気筒エンジンを横置き搭載して前輪を駆動するという、現代の小型車で主流となっているスタイルを構築。フロントがマクファーソンストラット、リアはトーションビーム&トレーリングアームというスペース効率に優れたサスペンションの基本設計も含め、初代ゴルフの登場が世界中の自動車メーカーにどれだけ大きな影響を与えたかは言うまでもないだろう。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
Autoblog JP

トピックスRSS

ランキング