【試乗記】「これまでに乗ったどのスーパーカーよりスゴイ」マクラーレン「P1」(ビデオ付)

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年5月10日 16時30分

【試乗記】「これまでに乗ったどのスーパーカーよりスゴイ」マクラーレン「P1」(ビデオ付)




筆者はポルシェ「918スパイダー」を絶賛し、フェラーリ「ラ フェラーリ」については、あらゆる角度から判断して、すばらしいイタリア車になるだろうと言ってきた(たとえフェラーリ ラ フェラーリという車名がレコードのシングル盤の音飛びのように聞こえたとしても)。そしてこの2つのハイパーカーの中間に位置するのが、圧倒的な存在感を放つ英国車、マクラーレン「P1」だ。
ドライバーのためのスーパーカーとして考えるなら、P1はダイナミクスや敏捷性の面で918スパイダーより優れている。一方で、918はP1に匹敵する驚異的なスピードと並はずれた燃費を両立させる性能を秘めた奇跡のクルマだ。両車の値段は100万ドル(約1億円)前後。厳密に言えば、918スパイダーが84万5,000ドル(約8,670万円)、P1が115万ドル(約1億1,800万円)だが、このクラスとなると数十万ドルの差など微々たるものだ。これらのクルマなら、シングルシートでオープンホイールのようなクルマを運転せずとも普通のドライバーが公道でF1マシンに近い走りを体験することができる。

P1のテスト用プロトタイプNo. 5で念願の試乗を行うために、ロンドンの南にあるダンスフォールド飛行場を訪れた時、筆者がどれだけ興奮していたか想像できるだろう。この『トップギア』のテストトラックに来る時は決まって雨が降り続いていたが、ありがたいことに今回の試乗では暖かい気温と晩冬の輝く陽光に恵まれた。サーキットのそばにあるマクラーレンの仮設ルームに到着すると、筆者が運転する予定の甘美で燃えるような黄色のP1はマクラーレンの顧客が試乗中だった。

この顧客の男性と美しい奥方は、彼ら自身によるドライブに加え、マクラーレンのチーフテストドライバーであるクリス・グッドウィン氏とマクラーレン「MP4-12C GT3」のドライバーを務めているダンカン・タピー氏による強烈なラップを含めた数周の試乗をちょうど終えるところだった。この夫婦と話した時、2人はまるで10代の若者のように舞い上がっており、口を耳から耳まで伸ばすほどの笑顔を浮かべていた。彼らはドバイやモスクワ、シンガポール、ビバリーヒルズからやって来たのではなくオハイオから来たという。私たちの金持ちに対する固定観念は改めた方がよさそうだ。




まずはP1を走らせた感想から述べるべきだが、その前に、同車がドライバーに何を提供しているのか説明する必要がある。P1で採用された"ガソリンと電気"によるプラグインハイブリッドのパワーユニットは、これまでのMP4-12Cと同様に、アルミ製フレームとカーボンファイバー製モノセルを組み合わせた車体に搭載され、リカルド社によって組み立てられた「M838T」型3.8リッターV型8気筒ツインターボを使用する。ただしP1ではすべてに改良が加えられ、パフォーマンスの改善が図られている。

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