フェラーリがF1からル・マンに転向!? 過熱報道の裏にある2つの事実とは?

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年6月20日 8時30分

フェラーリがF1からル・マンに転向!? 過熱報道の裏にある2つの事実とは?


フェラーリがF1から撤退し、今後はル・マンに集中するのではないかといううわさが日増しに激しくなっている。欧州のモータースポーツ・メディアはこぞって「F1はフェラーリなくしてF1でいられるだろうか? フェラーリはF1なくしてフェラーリでいられるのだろうか?」といった記事を掲載。中には「F1が活気を取り戻せなければ、フェラーリはF1から撤退すると再びFIA(国際自動車連盟)に示唆した」という記事まである。
報道が過熱している背景には、それを裏付けるような2つの事実があるからだ。まず、フェラーリの会長であるルカ・ディ・モンテゼーモロ氏が、現在、GPでの使用が義務付けられているV6ターボエンジンについて、FIA(会長を務めているのは、長い間、彼の部下だったジャン・トッド氏)に繰り返し不支持を表明していること。もう一つは、フェラーリ・チームのドライバーであるフェルナンド・アロンソが、サルト・サーキットで先週末に行なわれたル・マン24時間で、スタートフラッグを振る大役を務めたことだ。これが「フェラーリはF1よりもレギュレーションの緩やかなル・マンや世界耐久選手権(WEC)に大きな魅力を感じている」という心証を深める結果となった。ただ、このアロンソの件に関しては、今年のル・マンにフェラーリと関係の深いレーシングチーム、AFコルセが参戦していたからという可能性もある。ちなみに、AFコルセのフェラーリ 458イタリアは、LMGTE Proクラスで勝利を収めた。

フェラーリは、1960年代初頭にル・マンで6連勝を果たし、その後も耐久レースで勝利を勝ち取ってきた。同社がル・マン参戦を取りやめる直前の4年間はフォードが優勝。その後はポルシェや最近ではアウディが圧倒的な強さを見せている。フェラーリの技術力を持ってすれば、F1とル・マンの両方に参戦することは可能だろうが、大手自動車メーカーが両方に参戦することは滅多にない。

過去にバーニー・エクレストンと揉めた際にもF1からの撤退を示唆したことがあるフェラーリだが、この騒ぎは一体どうなるのだろうか。ちなみに、同社のプレスリリース(英語)では「F1が始まって以来、参戦し続けているチームは我々だけだ」と強調している。

By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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