【試乗記】電気で走る鉄の馬!  ハーレーダビッドソン「ライブワイヤー」(ビデオ付)

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年7月20日 12時0分

【試乗記】電気で走る鉄の馬!  ハーレーダビッドソン「ライブワイヤー」(ビデオ付)



創業以来111年間、次第に大排気量化していくV型ツインエンジンを製造してきたハーレーダビッドソンが同社初となる電動バイク「ライブワイヤー」を発表した。ハーレーが2輪市場のテスラになるというこのニュースが世界中に衝撃を走らせる数日前、筆者はライブワイヤーに試乗する機会に恵まれたので、その様子をお伝えしよう。
米国最大で米国を象徴する2輪メーカーのハーレーは、南カリフォルニアの使われなくなった滑走路を試乗会場に選び、トップシークレットのライブワイヤーを用意していた。ライブワイヤーを運んできたトレーラーにハーレーのロゴはなく、滑走路で静かに輝くバイクがウィスコンシン州ミルウォーキーの高級バイクメーカーからやってきたことを知る者は、ハーレーの2人の従業員以外にいなかった。ライブワイヤーに黒とオレンジのカラーテーマが施されていなかったら、あるいは「バー&シールド」のロゴマークがなかったら、このバイクの製造元は分からなかっただろう。それほど長年ハーレーが量産してきたクルーザーと異なっていた。

"大きければ大きいほどいい"というスタイルや、長距離ツーリングに適したステップとともに、「レイドバック・ポジション」と呼ばれるリラックスした乗車姿勢はなくなっていた。代わって誕生したのは、アグレッシブで前傾姿勢のライディング・ポジションを取り、スポーティなフットレストがセンターについたコンパクトなマシンだ。1,688ccという大排気量のV型2気筒エンジンを誇らしげに見せる代わりに、リチウムイオン電池を隠しているため、トレリスフレームでさえもハーレーというよりドゥカティのバイクを思わせる。ガソリンタンクはない。マフラーもない。チェーンではなくベルトで駆動力が伝えられるリアタイヤの上にモノショックにつながったボブテールがあるだけだ。

ライブワイヤーのイグニッションはキーレスで、ほとんどのハーレー製バイクと同様にスマートキーとの組み合わせで動く。しかし似ているのはここまでだ。右側のグリップにあるスイッチを入れて始動させても、トレードマークともいえる特徴的な"ポテト、ポテト、ポテト..."と聞こえるエグゾーストノートで迎えられることはない。その代わり、オイルポンプが作動して腹部に備えつけられた74hpを発生させる電気モーターと電子制御装置を冷やす第2ポンプを冷却し始めると、低音の「ブーン」という音が聞こえてくる。

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