【試乗記】ハイブリッド・スーパーカー戦争の本命! 2015年型フェラーリ「ラ フェラーリ」

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年7月28日 18時0分

【試乗記】ハイブリッド・スーパーカー戦争の本命! 2015年型フェラーリ「ラ フェラーリ」



超高性能な超高価格車を愛してやまない人たちにとって、この1年間は素晴らしいものだったに違いない。ほぼ12ヶ月にわたり、我々はポルシェ「918スパイダー」、マクラーレン「P1」、フェラーリ「ラ フェラーリ」という3大ハイブリッド・スーパーカーの登場に圧倒され続けて来た。この3社のスーパーカーのうち2台に試乗できれば、クリスマスプレゼントを貰えなくても、最高の1年だったと思わなければいけない。しかし筆者は、どうしても2台の試乗だけでは、悲しいかな不完全だと感じてしまうのだった。
従って、マラネッロにあるフェラーリの本社から電話を貰ったことは、幸運なんてものではなかったし、嬉しくてならなかった。ポルシェの918スパイダーは、この3台の中では唯一、地球に優しいハイブリッドカーを真剣に目指したクルマだった。テクノロジーの粋を集めた918スパイダーには本当に驚かされた。マクラーレンのP1は、ポルシェより本当の意味で、ハイパーカーだった。マクラーレンに搭載された電気モーターは、この軽量な野獣を、燃料消費率などといった地球上の心配事など全て蹴散らしてしまうような、超自然的なスピードで加速させるために開発されたていた。そして、ついに「ラ フェラーリ」というおかしな名前がついたイタリアのハイブリッド・ハイパーカーに試乗する機会を得た。実は筆者が、ポルシェやマクラーレンよりも、このフェラーリに乗りたいとずっと1年間、待ち望んできたのだということは言っておきたい。

ポルシェ、マクラーレン、フェラーリと1年にわたって続いたハイバーカーの売り込みは、まるで有名なオペラ3部作のようだった。観客を魅了する芝居の始まりはスペインだった。濃いグリーンのダートで取り囲まれたサーキットを、ポルシェ918で元気いっぱいに駆け抜ける。そして、物語は英国へ。レースカーにインスパイアされたマクラーレン P1。軽量で速いV型8気筒ツインターボを搭載するマシンで飛行場に設けられたコースを走り抜けた。そして、イタリアのフィオラーノ・サーキットを走るラ フェラーリで、大団円を迎える。ワーグナー3部作のフィナーレに相応しいではないか。

これで筆者は3社のハイパーカーすべてに試乗したことになる。918スパイダーはセンセーショナルなマシーンで、ポルシェ独自の世界観の中に存在していた。したがって、この"ハイブリッドスーパーカー戦争"の真のバトルは、最高出力903hpのP1と950hpのラ フェラーリとの間で行われる。ワクワクする戦いになるだろう。さらにスリルを求めるなら、パガーニ「ウアイラ」とケーニグセグ「アゲーラ」をこのバトルに放り込んでみると面白いかもしれない。

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