【ビデオ】ドライバーのほんの些細な行動が、余計な渋滞の原因に?

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年8月1日 12時0分

【ビデオ】ドライバーのほんの些細な行動が、余計な渋滞の原因に?


『となりの車線はなぜスイスイ進むのか? : 交通の科学』の著者、トム・ヴァンダービルト氏によると、渋滞の根本的な原因は、ドライバーがクルマの流れの全体像をつかんでいないことにあるという。2013年8月に米サンフランシスコで開催された会議「Boing Boing: Ingenuity」で同氏が語った、ドライバーの行動と渋滞の関連性についての話をご紹介しよう。
ヴァンダービルト氏は同書において、ドライバーが毎日路上で行う些細なことが渋滞を引き起こす大きな原因になると主張する。驚いたことに、ドライバーがよかれと思って行ったことが渋滞を引き起こしてしまうケースもあるという。同氏が紹介している、すべてのドライバーが身につけるべき運転方法は"zipper(ファスナー合流)"だ。ドライバーは、車線の先に通行止めの箇所を見つけると、閉鎖されていない車線の方へすぐに移動したくなる。最後の瞬間に割り込むクルマにはなりたくないからだ。しかし、そんな場合でも両方の車線を使って走り、通行止めの直前で、あたかもファスナーを閉める時のように1台ずつ交互に1車線に合流するようにすれば、渋滞は40パーセント短くなる可能性があるとも言われている。ヨーロッパではこのファスナー合流が一般に見られるが、米のドライバーはギリギリの地点で急に割り込むのはマナーが悪いと考え、すぐに閉鎖されていない車線へ移動する傾向があるが、これがかえって渋滞の原因になってしまうのだ。

さらに、脇見運転などの注意散漫も余計な渋滞を生んでいるという。ヴァンダービルト氏が紹介しているオランダの研究によると、路上で事故があった場合、事故が起きた車線側だけでなく対向車線の流れにも影響を及ぼすことがあるという。その研究によれば、ひっくり返ったバンのある道路の流れを観測したところ、物理的には片側方向の車線しか塞がれていないにもかかわらず、両方向の車線でクルマの流れが11%遅くなったとのことだ。

また、自動運転車は事故の80%をなくせるかもしれないとも言われているが、渋滞をも過去のものにできるかもしれない。人間の運転では速度や車間距離を一定に維持できないものだが、そのことがクルマの流れを悪くする場合があるからだ。速度や車間距離を細かく調整していると、その瞬間には速く進んだとしても、全体として見るとクルマの流れを遅くしてしまう可能性があるという。

トム・ヴァンダービルト氏の興味深い話を、ぜひ映像で確認してみよう。都市関連記事サイト『CityLab』の紹介記事も併せてどうぞ。


<関連動画はこちら>

By AOL Autos Staff
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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