【試乗記】乗って楽しいコンパクトカー『新型デミオ』 斉藤聡の評価は!

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年9月25日 8時30分

【試乗記】乗って楽しいコンパクトカー『新型デミオ』 斉藤聡の評価は!



コンパクトカーは安っぽい。そんなイメージを持っている人が大半だろう。実際のところ、コンパクトカーは安く作らなければ、売れないからだ。同じ材料を使いコンパクトなクルマを作って安くなるのは、使っている材料が少ないぶんだけ。それ以上に安く作ろうとしたら、相応に安い材料を使わないとならない。故にコンパクトカーが安っぽいのは仕方ない。
ところが、新型デミオはちっとも安っぽく感じない。そこがデミオ最大の魅力ではないかと思う。

 

その大きな要因の一つが、魂動(こどう)と呼んでいるマツダのエクステリアデザインだ。CX-5、アテンザ、アクセラと来た一連のデザインの流れが、同じテイスト、同じクオリティ感でコンパクトなデミオに作り込まれている。フロントグリルの形が似ているからではなく、デザインの根幹の部分で表現しようとしているものが同じなのだ。ボディサイズや価格に関係なく、デザインの温度が同じであるところに魅力があるのだろう。



インテリアも同様だ。入念にデザインされ、きっちり作り込むことで質感を上げている。と同時にちゃんと適正なシートポジションが取れ、適度なホールド性が得られるシートと、ステアリングフィールのいいハンドルの操作感がいい。
エクステリア、インテリアのデザインの良さとともにデミオを安っぽく感じさせないもう一つの要素が走りのテイストだ。




エンジン、操縦性といった走りにかかわる部分の出来が素晴らしくいい。
エンジンは1・5Lディーゼルターボと1・3Lガソリンが用意されている。

■SKYACTIV-G

■SKYACTIV-D


ディーゼルは、いま注目を集めているロープレッシャーディーゼルで、圧縮比はずか14・8対1。CX-5、 アテンザ、アクセラに搭載されている2・2Lディーゼルターボはすこぶる出来がいいが1・5Lは? と思って試乗してみたのだが、期待を裏切られなかった。低回転域からトルクがフワッと膨らみ力強い加速感を伴って、ビックリするくらいスムーズに吹き上がっていく。



その振動の少なさとトルクの厚みは、もはやコンパクトカーのフィーリングではない。パワーは105馬力だが、トルクが25・5kgmと2・5Lエンジン並、頼もしいと感じられるほどの力感があるのだ。しかも吹き上がりが軽快だから、加速感全体が軽やか。
そんな新登場の1・5Lディーゼルターボに感心しながら、さらに予想を上回る出来の良さで驚かされたのが1・3Lのガソリンエンジンだった。

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