オランダでソーラー道路の試験運用がスタート

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年11月14日 17時0分

オランダでソーラー道路の試験運用がスタート


オランダではついに、ソーラーパネルを道路に敷き詰めた「SolaRoad」の試験運用が、まずは全長約70メートルの自転車用レーンで開始された。
"ソーラー道路"は確かにとても魅力的だ。道路に敷き詰めたパネルが太陽光から発電し、街に電力を供給するだけでなく、その上を行き交う自動車、自転車、歩行者たちが互いに情報を通信し合ったり、電気自動車の充電まで行えようになるという。まるで"魔法の道路"ではないか。ところがオランダで総工費370万ドル(約4億2550万円)を掛けて始まったこの計画は、何かと物議を醸しているようなのだ。

環境保護サイト『Treehugger』は、このSolaroadがそれほど有効なものではないという根拠を多数紹介している。中でも尤もな批判は、なにも表面がすり減って泥まみれになるように特殊強化ガラスを地面に敷き詰めなくても、その代わりに従来型のソーラーパネルを付近の建物の屋根に設置する方が、より効率的に発電することができるというものだが、この試験を行った関係者も、同じサイズの従来型ソーラーパネルを設置した場合と比べて、SolaRoadの発電力は30パーセント少ないと、その事を認めているそうだ。

しかし、このプロジェクトを推進するオランダ応用科学研究機構(TNO)は非常に前向きで、Solaroadは単に電力を供給するだけのものではないので計画はこのまま最後まで続けるべきとの見解を示している。

TNOは、このソーラー道路には、さまざまな機能を路面に組み入れられると、期待を寄せている。例えば、交通情報を収集するセンサーを組み込めば、交通管理の改善にもつながるし、自動運転車を誘導する装置として利用することもできるという。他にもパネルに標識やメッセージを表示したり、街灯へ電力を供給したり、冬にはパネルの発する熱によって雪や氷を溶かしたりすることも可能だそうだ。そしてゆくゆくは無線で車両に電力を送るシステムも出来るかもしれないとのこと。何とも夢のある話だ。この話題について、さらに詳しい情報を知りたい方はTNOによるこのプロジェクトのPDF資料やプレスリリース(英語)をどうぞ。


By Sebastian Blanco
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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