【試乗記】COTY 2014-2015インポート・カー・オブ・ザ・イヤー受賞 メルセデス・ベンツ C-class

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年11月24日 20時0分

【試乗記】COTY 2014-2015インポート・カー・オブ・ザ・イヤー受賞 メルセデス・ベンツ C-class



先日、2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤーのインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを獲得したメルセデス・ベンツCクラス。インポート・カー・オブ・ザ・イヤーとは、その年に発売された輸入車のなかでもっとも評価が高かったクルマに贈られる賞だ。大接戦の末、カーオブザイヤーの本賞こそデミオにもっていかれたけれど、点差はわずか。一歩間違えればイヤーカーになっていた可能性だってあった。僕自身、最高点の10点はデミオに与えたが、Cクラスにも9点を付けた。これはもう、どちらも甲乙付けがたいという意味の配点である。

ここで皆さんにお伝えたしたいのは、どうしてCクラスの評価がそこまで評価が高いのかということだ。メルセデス・ベンツなんてまるで縁遠いクルマだと思っている人も少なくないだろう。もっとも安いグレードで419万円もするのだから無理もない。高いんだからよくて当たり前、という考えだって正論だ。では、ここで59人の選考委員による選考結果(http://www.jcoty.org/result/)をみて欲しい。スバル・レヴォーグや日産スカイライン、リストには入っていないが今年発売されたBMW4シリーズグランクーペと比べて、Cクラスの獲得点数は圧倒的だ。



Cクラスが高い注目と評価を集めた理由。それは、クラスの概念を打ち破ったことに尽きる。単に少々優れたハードウェアを備えているだけではイヤーカーにはなれない。雌雄を決するのは、ここまでやるのか?!というサプライズと、それが他メーカーのクルマ作りに与えるであろう影響力の大きさだ。言い換えれば、そのクラスの「常識」をいかに鮮やかに塗り替えたかが問われるのだ。
昨年、日本カー・オブ・ザ・イヤーを獲得したゴルフは、まさにそんな一台だった。200万円台で買えるCセグメントにプレミアムカーの装備と質感を持ち込んだことが評価された最大の理由。いまごろ世界中のメーカーはゴルフをバラバラにして研究し、次のクルマの開発の参考にしているだろう。そうやってCセグメントの「常識」水準は高められていく。Cセグメントがよくなれば、その上のクラスはもっといいクルマでなければならない。こうした技術競争が起こることで、他メーカーのクルマを買う人を含め、すべての自動車ユーザーが恩恵に浴するわけだ。

Cクラスに話を戻そう。Cクラスは、Cセグメントのひとつ上のDセグメント(CDセグメントとも呼ばれる)に属する。なかでもBMW3シリーズ、アウディA4とこのCクラスは、プレミアムメーカーが手がけるモデルとして激しいバトルを繰り広げている。レクサスやキャデラック、ジャガーといったプレミアムメーカーも分け入ろうとしているが、いまだ上記3台の牙城を崩すには至っていない。「Cクラス、3シリーズ、A4のドイツ勢3台は技術的にもデザイン的にも本当に深い魅力をもっています。そこにどれだけ追いつけるかが開発テーマでした」。欧米でインフィニティQ50として販売されている現行型スカイラインの開発者の言葉からも、ドイツ御三家の実力がうかがい知れる。スカイラインは、ハイブリッドモデルのコストパフォーマンスなど、部分的には超えたところもあるが、全体としては未だ超えられていない。これはレクサスISにしても同じことだ。
そういう意味で、新型Cクラスは、間違いなくこのクラスの「常識」を大幅に嵩上げする存在だ。誤解を恐れずに極限まで単純化した表現を使うなら、アウディA4を凌ぐ内外装の質感に、BMW3シリーズのようなスポーティネスと、Sクラスに匹敵する最新安全装備を備えたモデル、ということになる。ライバル車のいいとこ取りにとどまらず、世界最高の高級車との誉れ高きSクラスの技術まで惜しげもなく与えてきたのだ。先進安全装備はベーシック系グレードでは19万5400円のオプションになるが、それをチョイスしても消費税、諸経費込み450万円でお釣りがくる。

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