【試乗記】女性にも優しいボクサーエンジン『BMW R nineT』

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年12月21日 19時0分

【試乗記】女性にも優しいボクサーエンジン『BMW R nineT』



BMWのバイクと言えば、ロマンスグレーのおじさまや、険しい冒険に出かける人が乗るモノ。というイメージがまだまだ強いが、この『R nineT』でそのイメージは完全に払拭されるかもしれない。BMW初のカスタムを前提とされた、カフェレーサースタイルのバイクは、いかにもドイツといった、人間工学に基づいた質実剛健な最新鋭のマシンというよりも、BMWの古き良き時代を思わせつつ、最新の感性を取り入れた"格好良く"かつ"おしゃれ"で"モダン"なマシンなのだ。

ドイツの工業製品と言えば、車やバイクの他にも、ステッドラーやラミーといった文房具、ライカを筆頭とするカメラやレンズ。さらにはゾーリンゲンといった刃物やリモワなどのスーツケースなどなど、そのデザインと性能が融合した堅実さが魅力といった、機能美を追求したプロダクツが目にとまる。長く使えるさりげない愛用品として、気がつかないうちに手に取って愛用している、というアイテムが多いのかもしれない。これはBMWのバイクにもいえることであり、人間工学的に設計されたマシンたちは、乗るとその性能が実感できる"疲れないバイク"の代名詞としてあげられることもあり、そのせいもあって、ひと昔前には「上がりバイク」と言われたことがあるほど。比較的年齢層が高く、長距離を走るロングツーリストが多く愛するメーカー。というイメージが強かった。しかし、ツアラーやデュアルパーパスといったシリーズの他に、スポーツカテゴリーであるS1000RRの登場あたりから、そのイメージの様相はわずかながら変化してきていた。


(S1000RR)
昨年(2013年)のミラノショー」で発表されたその『R nineT』の車体は、今までのBMWのイメージを覆すべく、異彩なオーラを放っていた。今までのユーザーとは一線を画した、新しいユーザー層、例えば若い層であったり、クラシカルな車両が好きな人であったり、カスタムを楽しんでいる人であったり、ファッションとしてバイクを楽しみたい人などなど......。そういった層をターゲットとしているのが見えてくる。BMWだからといって、肩肘張らずに気軽に乗ることができるバイク、というのが何とも新しい!



ドゥカティやトライアンフ、モトグッチなどが確立していたスポーツクラシックというジャンルに殴り込みをかけた、そんなイメージさえ持つことができる。なんにせよ、待ってました!というライダー、さらには、ライダー予備軍も多いのではないだろうか。

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