【試乗記】ロールス・ロイス・ファントム、後席は世界最高峰の乗り心地。実は運転しても!

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年12月25日 17時0分

【試乗記】ロールス・ロイス・ファントム、後席は世界最高峰の乗り心地。実は運転しても!



ロールス・ロイス・ファントムである。言うまでもなく世界最高峰の超高級車である。
ロールス・ロイス社の設立は1906年。それを遡る2年前。設立者の一人であるフレデリック・ヘンリー・ロイスは10HPという2気筒1800CCの自動車を開発する。


(ROLLS-ROYCE 10HP, TWO CYLINDER CAR) ( SIR HENRY ROYCE)

もう一方の設立者となるチャールズ・ロールスとクロード・ジョンソンは、当時ヨーロッパ車の輸入代理店を営んでいた。2人は知人の紹介で10HPに試乗することになる。そして、その性能に感銘を受け、ロイスの作るクルマを独占販売する契約と結ぶ。
以後ロイスの作るクルマはロールス・ロイスブランドとして製造・販売することになる。
その後チャールズ・ロールズの要請で3気筒の15HP、4気筒の20HP、6気筒の30HPを開発。当時のイギリスでは群を抜いた性能を誇っており、ロールス・ロイスはいよいよ高く評価されることになる。


(左:CHARLES STEWART ROLLS 右: CLAUDE JOHNSON)

1906年ロールス・ロイスは30HPに代わる新型6気筒車40/50HPを発表する。そのテスト用モデル=シルバー・ゴーストは1万5000マイルに及ぶ過酷な連続耐久テストをノントラブルで走破。名声はいよいよ高まることとなった。
またテスト車の愛称シルバー・ゴーストが、そのまま40/50HPの通称として用いられることになった。ちなみに排気量は7036㏄で、出力は50HPを発生した。
シルバー・ゴーストは、はじめ「世界最高の6気筒車」として売り出されたが、後に6気筒がとれ、「世界最高の自動車」と名乗るようになる。それはそのままユーザーに受け入れられ世界各国の王族や富豪に大きな支持を得る。ちなみに大正天皇の御料車もシルバー・ゴーストであった。
シルバー・ゴーストの後継車として1929年に登場したのがファントムである。ファントムはロールス・ロイス・モータースが1929年から1991年までファントムⅠからファントムⅥまで6世代を製造し、BMW資本のロールス・ロイス・モーター・カーズが2003年から新たにファントムを生産している。

(ROLLS-ROYCE PHANTOM I )

ロールス・ロイス・モーター・カーズはBMWが1998年に設立。ロールス・ロイス ブランドの乗用車の製造販売を行っている。
ロールス・ロイスの真骨頂は、なんといってもその静粛性にある。それは1920年代にシルバー・ゴーストからファントムにモデルチェンジするときから、すでに静粛性を優先する思想が貫かれていた。1920年代徐々に実用スピードが高くなり、シルバー・ゴーストのエンジン性能では、上昇する実用速度に対応するには不足気味と言わざるを得なかった。そこで時期型となるファントムに搭載するエンジンが検討されたのだが、その際圧縮比を上げれば性能アップが可能だったにもかかわらず、圧縮比アップすれば滑らかさが失われるため、エンジンを新たに開発したのだという。結局OHVの6気筒7668㏄エンジンを開発し搭載する。ちなみに当時のパワーは公表されていないが、およそ90HP程度といわれている。

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