【試乗記】ビッグスクーター『BMW C 600 SPORT』

Autoblog JP(オートブログ) / 2014年12月29日 18時0分

【試乗記】ビッグスクーター『BMW C 600 SPORT』



2011年に発表されたBMW Motorrad史上初となるビッグスクーター。「ビーエムにスクーター?」なんて、スクーターの存在を知らなかった方も多いかもしれないが、そのスポーティーな乗り味と安心感の高さはBMW Motorradそのもの。軽くて速くて雨の日でも路面の接地感が高く感じられ、ぐいぐいとどこまででも走りたくなる。スクーターなんてただの"足"でしょ? なんて思っていたら大間違い、『C 600 SPORT』を侮るなかれ、まさしくスポーツする『ビーエム』のモーターサイクルなのだ。



日本でのビッグスクーターのイメージといえば、若者がカスタムして乗っているイメージが強いが、欧州では大人の乗り物というイメージの方が強い。スーツをびしっと着こなした男性が颯爽と乗りこなしているシーンを多く見かけ、アウターには皮ジャンというよりもトレンチコートや、ミリタリー色の強いミドル丈のナイロンジャケットなどを着こなし、ヘルメットもスポーツタイプというよりも航空航パイロット用のヘルメットをバイク向けにデザインした「MOMO DESIGN」(http://www.motorimoda.com/momodesign/)のようなおしゃれなジェットタイプをかぶっている。ビジネスマンやビジネスウーマンが都会の足として、近未来の乗り物のごとくスタイリッシュに乗っているのだ。

そんな欧州から発進されるスクーターは、ベスパをはじめ、日本ではスクーターの存在を余り知られていないが、マラグーティ、ジレラ、アプリリア、プジョー、デルビなどさまざまなメーカーが手がけているが、どれも実用的だけでなくデザイン性が高いのも特徴的だ。「ベスパ」を代表するように、映画「ローマの休日」でアン王女がローマ市内を乗り回したり、ドラマ「探偵物語」で松田優作が愛車として足に使ったり、60年代のモッズ・カルチャーを描いた青春映画「さらば青春の光(原題・Quadrophenia)」などなど、スクリーンにも数多く登場するようにファッション性の高い乗り物として認識され、ファッションの歴史を振り返る上での重要なキーアイテムとなっているとも言えるのだ。特に、「さらば青春の光」の中で描かれている、モッズとロッカーズの対立では、モッズ(スクーター乗り)=おしゃれ、ロッカーズ(ライダー)=硬派。という図式が欧州でのスクーターの位置付けを強く物語っている。

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