【ビデオ】四半世紀もの間、眠っていたフェラーリ「365 GTB/4」 "デイトナ"がオークションへ

Autoblog JP(オートブログ) / 2015年1月1日 7時30分

【ビデオ】四半世紀もの間、眠っていたフェラーリ「365 GTB/4」 "デイトナ"がオークションへ



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さて、新年1本目の記事は、"こんな初夢が見たい"というような、いわゆるバーン・ファインドもの(納屋などに置かれたまま長い期間忘れ去られていたクルマが発見されること)から。先日フランスで見つかった途方もないコレクションに比べればスケールは小さいものの、その分ちょっとリアルな気もするのではないかと思う。"デイトナ"という愛称で知られる写真の1971年製フェラーリ「365 GTB/4」は、カナダ・トロントのコンドミニアムで四半世紀も眠っていたというから"コンド・ファインド"と呼ぶべきか。3月の「RMオークションズ」に出品されるそうだ。
このデイトナは、多くの納屋で見つかるクルマと同様に、厚い埃で覆われている(これを拭き取ると大幅に価値が下がると思われる)。オリジナルの8トラック音楽プレイヤーには"ディスコ・ロック"とタイトルが書かれたカセットが入ったままだという。最初のそして唯一のオーナーの、音楽に対する趣味については少々疑問を感じざるを得ないとしても、クルマの趣味は悪くなかったようだ。

デイトナは、まだ創業者のエンツォ・フェラーリ氏が指揮を執っていた時代に作られた、最後のV型12気筒エンジンをフロントに搭載する2シーターのフェラーリだ。最高速度は172mph(約277km/h)を誇り、1971年にはダン・ガーニーやブロック・イエーツらが、第1回目の公道を速度無制限で走る非合法な米大陸横断カーレース「Cannonball Baker Sea-To-Shining Sea Memorial Trophy Dash」(キャノンボール)で、35時間54分という記録を打ち立てたクルマとしても知られている。

ちょうどその年、トロントのビジネスマンが、フランスへスキー旅行に行った帰りに、たまたまジュネーブ・モーターショーへ立ち寄り、展示されていたデイトナにひとめぼれした。その場で購入を決意した彼はイタリアへ飛び、フェラーリの工場を訪れてボルドーレッド・メタリックのデイトナを注文。数ヶ月後に再びマラネッロを訪ねて新車のデイトナを引き取ると、そのまま1カ月ほどヨーロッパを旅行し、クイーン・エリザベス2でカナダにクルマを送った。オーナーは同車を18年間愛用し、およそ9万kmを走破。しかしその後、オーナーの長期不在に伴い、クルマはガレージにしまい込まれ、2014年11月14日までそのままになっていたという。1971年に購入した時の価格は1万8,000ドルだったそうだが、3月にフロリダ州のアメリア島で行われるRMオークションでは、60万ドル(約7,150万円)の値がつくと予想されている。ちなみにこの値段に洗車費用は含まれていない。

今回のデイトナはオーナー自身が「他に愛してくれる人に譲りたい」ということでオークション出品を決意したそうだが、ひょっとしたらお正月に久しぶりに顔を合わせた遠い親戚のガレージで、主を亡くした名車が今も眠っているかも知れない...なんて初夢はいかがだろう?

それでは、四半世紀もの間ガレージで静かに眠っていたデイトナの姿を、写真とビデオでチェックしてみよう。詳細を知りたい方はプレスリリース(英語)をどうぞ。


<関連動画はこちら>

By Rob Sass
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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