【レポート】ロンドン名物のタクシーが消える!?

Autoblog JP(オートブログ) / 2012年10月29日 13時30分

【レポート】ロンドン名物のタクシーが消える!?


ロンドン名物のタクシー、"ブラック・キャブ"を製造している英最大手マンガニーズ・ブロンズ・ホールディングス(MBH)が現在、深刻な経営問題に直面している。
山高帽をかぶったまま乗り降りできるよう高くとられたルーフと、黒塗りの車体が特徴的なブラック・キャブは、英のコンヴェントリーにあるロンドン・インターナショナル社(LTI)がその発祥。1948年に「オースティンFX3」が初のロンドンタクシーとして採用されて以来、40年近くブラック・キャブを生産してきた。特に2代目となる「オースティンFX4」は、大都市ロンドンの顔として世界中の人に認知されてきたといっても過言ではないだろう。

しかし、LTIは1984年にMBHに買収され、その後ブラック・キャブの生産は全てMBHが行うことに。しかし、MBHは投資による失敗や、メルセデス・ベンツ「Vito」や日産「NV200」といったライバルとなるキャブの登場などにより、2008年には赤字に転落。2010年には、中国の吉利汽車へ株式を一部委譲することになった。追い打ちをかけるように、今年初めにはTX4のステアリングの不具合に対するリコール問題や、新しく導入した会計システムの不備により、約5億円にものぼる損金が発生し、ますます経営体力を失っていったようだ。

「我が社の企業力とTX4の車としての素晴らしさを信じている」と、MBH社の上層部はコメントしているものの、今月23日、MBHの株式19.97%を保有している吉利汽車は、MBHの破産を見越し、早くも管財人の選任手続きを始めたと発表している。

ロンドンタクシーの今後を見守りたい。

By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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