外国人投手は“2年目の飛躍”に期待?

ベースボールキング / 2018年4月17日 13時15分

ヤクルトのデービッド・ブキャナン(C)KYODO NEWS IMAGES

◆ ブキャナンがエース級のはたらき

 開幕から大混戦となっているセ・リーグ。なかでも台風の目となっているのが、昨年はリーグワースト記録を更新する96敗を喫して最下位に沈んだヤクルトだ。

 屈辱の2017年を経て、小川淳司監督の再登板を皮切りに首脳陣を一新。秋のキャンプから厳しい練習でチームの再建に取り掛かると、春にはメジャーから青木宣親が復帰。様々な刺激を受けて生まれ変わったチームは、開幕15試合を8勝7敗と勝ち越し。混戦の中でリーグ3位の好位置につけている。

 強力打線の復活という部分も大きいが、何と言っても今年は先発陣に一本の太い柱が君臨している。開幕投手も任された来日2年目のデービッド・ブキャナンである。

 開幕戦では6回1失点の好投で白星を挙げると、2戦目は8回無失点の好投で2連勝。4月13日の阪神戦では、完封ペースの力投も9回に同点2ランを被弾して降板となってしまったが、チームは延長戦に勝利。ここまで2勝を挙げ、登板した日はすべてチームに白星がついているのだ。

 かつて先発陣の中心だった小川泰弘や石川雅規、館山昌平といったところが相次いで故障や不振に苦しみ、結果を残すことができていなかったここ数年。ブキャナンは昨季チームに加入すると、25試合に登板してチームで唯一規定投球回をクリア(159.2回)。苦しむチームの中で奮闘した。

 成績こそ6勝13敗で防御率3.66と評価は難しくなったが、1年間壊れずに安定してイニングを消化した点を球団は評価。2年契約を結び、ブキャナンはチームに残留することが決まった。

 すると2018年は開幕投手の栄誉にはじまり、ここまで3試合で2勝負けなし、防御率1.23の大活躍。エースとして逆襲を期すチームを牽引している。


◆ 助っ人飛躍の2年目

 “2年目の変わり身”といえば、阪神のランディ・メッセンジャーの例が思い起こされる。

 今年でNPB在籍9年目になる右腕。今でこそ虎のエースとして知られているが、来日1年目は先発・中継ぎ問わずに起用され、26試合で5勝6敗。防御率は4.93で、奪三振も80.1回で48個とはっきり言って“微妙”な成績だった。

 ところが、2年目から先発に専念すると、12勝7敗で防御率2.88と活躍。ローテーションの一角として地位を築くと、昨季までに6度の2ケタ勝利をマークして通算84勝。ついにはFA権も取得した。


 さらに、1年目から結果を残した選手も例外ではない。広島のクリス・ジョンソンは、来日1年目の2015年にいきなり14勝(7敗)をマーク。防御率1.85で最優秀防御率のタイトルを獲得する。

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