金本政権と対照的?新生・矢野阪神の補強方針

ベースボールキング / 2018年12月18日 18時0分

◆ リーグ屈指の先発投手陣に?

 2018年も残すところあとわずかとなり、各チームの補強が一段落しつつある。ここまで、FAの目玉であった丸佳浩、今季メジャー20発のビヤヌエバなど、次々と補強を進める巨人がオフの主役となっていた。“全権”を任されているとも言われている原辰徳監督の、「なんとしても優勝を勝ち取る!」という思いが伝わってくる。

 しばらくはその巨人の影に隠れていたが、12月に入り一気に補強を進めてきたのが阪神だ。今シーズンは17年ぶりとなる単独最下位に沈んだことで、球団も“本気”になった。12月7日にオリックスからFAとなった西勇輝を獲得すると、10日にはメッセンジャー、12日にはドリスと次々に実績のある外国人選手と再契約を果たす。そして17日には、中日の保留者名簿から外れていた今季13勝のガルシアとの契約を発表した。

 このガルシアの獲得で、12球団でも屈指の先発ローテーションが誕生することになる。来季から日本人扱いとなるメッセンジャーにガルシア、西の補強組、そこに岩貞祐太、秋山拓巳らが続く。さらには、復活をかける藤浪晋太郎に、若手有望株の小野泰己、馬場皐輔、浜地真澄、才木浩人などなど、6番手も競争が激しくなる。

 メッセンジャー(11勝/173.2回)、ガルシア(13勝/168.2回)、西(10勝/162.1回)の3人で今シーズンは34勝、投球イニング数は504.2回。12球団を見渡しても、今シーズン規定投球回に達した投手が3人以上いたチームはない。まさに、他球団も羨むローテーションとなりそうだ。

 その他にも、今季メジャーで37試合に登板している右腕のジョンソンを獲得しており、中継ぎ陣の整備にも余念がない。桑原謙太朗、能見篤史、藤川球児、そして残留の決まったドリスと軸がしっかりしているのも心強い限りだ。


◆ 金本前監督時代と対照的な補強

 西にガルシア、そしてジョンソン...。矢野燿大新監督となった阪神は、ここまで投手陣の補強を中心に進めてきた。金本知憲前監督時代に、糸井嘉男やロサリオといった力のある野手を補強してきた強化方法とは実に対照的である。

 もちろん、金本監督時代に野手を強化したからこそ、投手陣の整備を行えるといった見方ができるかもしれない。しかし、今シーズンのチーム成績を見ても、577得点(5位)、打率.253(5位)、85本塁打(6位)と打撃陣は結果を残すことができていない。一方の投手陣は、628失点(2位)、防御率4.03(2位)と結果を残してきた。

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