【ロッテ】チームメイトが語る福浦との思い出

ベースボールキング / 2019年9月23日 19時20分

引退試合で日本ハムに勝利し、ナインとタッチを交わすロッテ・福浦(右から2人目)=ZOZOマリン(C)KyodoNews

 “幕張の安打製造機”ことロッテの福浦和也が23日、多くのファンに見守られながら、26年間振り続けたバットを置いた。

 福浦は93年ドラフト7位でロッテに入団。01年から6年連続で打率3割をマークし、05年には3番打者として、31年ぶりのリーグ優勝、日本一に貢献。3位から日本一となった10年は、04年以来となるシーズン2桁本塁打を達成した。近年は代打での出場が多かったが、18年に通算2000安打の偉業を成し遂げた。

 そんなマリーンズのレジェンド・福浦との思い出を、ロッテの選手たちに聞いてみた。

・細谷圭(14年目/内野手)
「今年は自主トレも一緒にやらせてもらった。毎日見ていて勉強になることばかりでした。色々聞きながらも含め、見ながらもいろいろ学ぶことができました。常に毎日教わることがあるというか、教えてくれるものがありましたね」

・西野勇士(11年目/投手)
「僕は福浦さんの野球に対する姿勢をずっと見てきて、準備というところだったりを、すごく尊敬しています。本当に長くやる選手の必要なことというのを口で言わずとも、背中や姿で学ばせてもらったかなと思います」

・大谷智久(10年目/投手)
「入団したときから良くしていただいているんですけど、2015年のクライマックス・シリーズのときに僕が打たれて負けたときに、一人で暗くなっているところを食事に誘っていただいた。次の試合で投げる機会があって抑えることができなかったんですけど、そこにいい形で切り替えることができた。福浦さんに助けてもらったことがたくさんある。その中でも声をかけていただいたことが一番の思い出ですね」

・荻野貴司(10年目/外野手)
「いろいろ打撃指導をしてくださったり、話をさせてもらうことがたくさんあったので、1個だけに絞るのはなかなか難しいですが、野球の面で勉強になることが多かったです」

・清田育宏(10年目/外野手)
「僕が入ったときからレギュラーとして活躍されていて、僕が一軍で出場するようになってからダメなところも指摘いただきましたし、バッティングのことを聞いたり、細かく教えてもらいました。だいぶ年上の先輩なんですけど、お兄ちゃん的な存在。物事を多く言う人ではないんですけど、チームを和むというか、いい雰囲気にしてくれる。僕も福浦さんみたいになれたらいいなと思います」

・南昌輝(9年目/投手)
「あれだけ凄い記録を残された方なのに、いつでも目をみてあいさつをしてくれる。僕も真似したいなと思いますけど、まだそこのレベルまでに全然達していないので、そのレベルにいっても態度が変わらないのは凄いなと思いましたね」

・高浜卓也(ロッテ在籍9年目/内野手)
「基本的にバッティングのことをいつも教えてもらっています。打てなかったり、悩んでいる時に、いろいろアドバイスをもらいました。自分のバッティングのなかで、福浦さんから教わったことが活きていると思う。せっかく教えてもらったので、もっともっと結果を残していけるようにと思っています。自分では気づかないことをアドバイスしてくれて、こうなっているよとか教えてもらって、いろいろと助けてもらいましたね」

・伊志嶺翔大(9年目/外野手)
「色々と野球のことを教えていただきましたし、特にバッティングの部分が多いですかね。あとはやっぱりプロとしてのあり方、野球人としていろんなことを教わりましたね」

・鈴木大地(8年目/内野手)
「思い出は数多くありますけど、僕が3年目ぐらいのときに西武ドーム(現メットライフドーム)で(唐川)侑己がめちゃくちゃ打ちこまれた時があって、ビデオルームでたまたま映像を見ていたら福浦さんが来た。『あそこでもっとマウンドにいってあげるべきじゃないか』ということを言ってもらった。『あの時(唐川)侑己が一人でかわいそうだったぞ。内野手が一番近くにいて、何回でもタイムを取ってもいいんだから、お尻をポンと叩くだけでもいいし、そういうことをしてあげられるようにならないとダメだぞ!』と言ってもらって、僕はそれ以来マウンドで声をかけにいくようになりましたし、意識が出たのがあれからかなと思います」

・加藤翔平(7年目/外野手)
「福浦さんは、球界で一番尊敬している存在の選手です。何に関してもすごいなと思っているんですけど、小学3年生のときに初めてプロ野球の試合を観に行ったときに、初めてホームランを見たのが福浦さん。それを夏休みの宿題の絵日記に書いた覚えがある。めちゃくちゃ尊敬していますし、野球選手同士でファンというのはおかしいんですけど、ファンとしても大好きな選手。年下の選手が年上の選手に思い入れと言ったら、失礼ですけど、福浦さんは憧れの存在です」

・井上晴哉(6年目/内野手)
「最新のところでいくと、今年の4月に調子が悪くてファームに落ちた時に、下半身をいっぱい使って打てというのを言われましたね。親身になって教えていただきました。(状態が上向く)きっかけのひとつになりましたし、本来もっている能力を引き出してくれるというのもありますね」

・三木亮(6年目/内野手)
「多分誰かしらか出ていると思うんですけど、ゲームに対する準備の仕方は見ていて勉強になります。ひとつひとつの準備の仕方に無駄がないというか、そういうのは見ていて僕が一番感じたことですね。準備に対する心構えじゃないですけど、しっかり準備することの重要性を福浦さんと野球をやっている中で、再認識した部分ではあります。直接話したわけではないですが、僕もスタメンでいくことがなかったので、福浦さんが後ろで代打に備えて準備したりとか、試合に進むにつれてどこかいくかわからない状況で、どういう準備をしているのか見ていて勉強になりました」

・中村奨吾(5年目/内野手)
「3年目に一軍とファームをいったりきたりしているときに、福浦さんにバッティングを教えてもらいましたね。その時の教えが繋がっていますし、そのときに初めて深く話をさせてもらいました。なかなか恐れ多くて聞けないこともあったんですけど、そこから色々と自分から聞きにいけるようになりました。そこで教えてもらったことが、3年目の後半から試合に出られるようになって、4年目に繋がりましたね」

・香月一也(5年目/内野手)
「もう、そんな時期ですか。思い出は、いろいろありますね。2年ですけど自主トレも連れて行ってもらって、いろんなことを教わりました。楽しい思い出が多いし、悪い思い出がない。多分いろんな選手に聞いても、悪い思い出はないと思います。挨拶もしっかりされていますし、僕も見習わないといけないところ。どの選手に聞いても福浦さんを悪く言う人はいないと思います。人間としての器が一番大きいと思いますね」

・成田翔(4年目/投手)
「1年目の最初のBP(バッティングピッチャー)をやったときに、福浦さんが最初に打席に入ってくれた。いろいろアドバイスをもらって今がある。試合中もいろいろとアドバイスをくれたり、声をかけていただいている。自分も嬉しいですし、参考になることもたくさんある。勉強させてもらいました。とにかく全部が僕にとってアドバイス。毎日アドバイスだと思って聞いています」

・柿沼友哉(4年目/捕手)
「今年のキャンプが一番印象にありますね。特打を一緒にやっているときに、一緒に打ちながら教えてくれました。ただ教えるのではなくて、僕らが打って少し休憩しているときに福浦さんが打って実践してくれる。福浦さん自身の練習もありますけど、見せてくれながら一緒にバッティングをやるというのが一番印象にあります」

・大木貴将(4年目/内野手)
「キャンプのときに練習が終わったあとに特打があった。その練習がロングティーだったんですけど、そのときに僕だけじゃなく何人かの選手と一緒に打ちましたが、今までそういう機会がなかなかなかったのでスゴくタメになりました。一緒にやったり教えてもらったりすることで、スゴくいい経験になったなと思います。バッティング技術のことを教えてもらったので、これから僕がプレーしていくいく中で、引き出しになりました。一緒のチームでプレーできたのは、すごくいい経験になったと思います」

・平沢大河(4年目/内野手)
「ファームにいたときに、ちょくちょく声をかけてもらったり、アドバイスをもらったりしました。それが今に役立っているのかなと思います」

・種市篤暉(3年目/投手)
「いつも試合前とかに頑張れよと言ってくれる。素直に嬉しかったですね」

・宗接唯人(3年目/捕手)
「練習中にバッティングを教えてもらったり、試合中とかも打ったりしたときに明るく迎えてくれたのがすごく嬉しかったですね」

・三家和真(ロッテ在籍3年目/外野手)
「ファームで一緒にやらせていただく期間があって、バッティングであったり、いろんな面で教えてもらいました。普段から打撃でもティー1つにしても、何百球も打てない。ちゃんと下半身を使ってしんどくバットを振ると、何百球も振れない。だから質を高めてやっていけと言われたことが印象に残っています。当たり前なのかもしれないんですけど、“楽してお金”は稼げないんだぞと。そうだなと思いましたし、それもやっぱり今も残っているひとつですね」

・山本大貴(2年目/投手)
「リリーフをやり始めてからなんですけど、試合中でもベンチから『まっすぐいけ!まっすぐ』と声をかけてくださったり、『左で140キロ後半を投げていたピッチャーがなんでまっすぐいかないんだよ!』と叱咤激励をいただいた。まっすぐで抑えたときは、福浦さんに『ほら言った通りだろ』と声をかけていただいた。投球の面でも、まっすぐを見失っちゃいけないだなというのを再確認できた。福浦さんのおかげで、自分がどういうまっすぐ投げていたというのを、打者目線から見て初めて気づけた。もっと自信をもっていいのかなと思えましたね」

・藤岡裕大(2年目/内野手)
「福浦さんには去年後半打てなくて悩んでいたときに、いろいろアドバイスをもらいました。試合が終わってからも福浦さんに「ちょっと来い!」と言われて、フォームをチェックしてもらいましたし、ビデオを見ながら今こうなってるぞとか、自分の時間を削っても僕のことを気にかけてくれるすごい先輩だった。引退されるのは寂しいですけど、これから教わったことを無駄にせず自分もやっていきたいと思いますね」

・安田尚憲(2年目/内野手)
「いつも浦和で試合した後、バッティングを見てもらって、そこからだいぶ打撃が変わってきている。福浦さんにバッティングを見てもらったおかげで、スイングも強くなりましたし、ボールの飛距離がよくなっている。もちろん野球以外のところでも勉強になることがたくさんあるので、この1年は貴重な1年になったと思います。ここでしっかり学べるところは、学んでいきたいと思います」

・岡大海(ロッテ在籍2年目/外野手)
「僕が下に落ちたときにバッティングを見ていただいた。そういうことが凄く印象に残っています」

・菅野剛士(2年目/外野手)
「今年から福浦さんが、ずっと続けていた練習を僕も続けようと思ってやっています。バッティングというより足の使い方で効果的な練習なので、そこをもっとうまく使っていた方が打球が飛ぶだろうし、いい打球がいくよと教えてもらいましたね」

・和田康士朗(2年目/外野手)
「バッティングですけど、シーズンの前半に僕と福浦さんと山口でピッチャーのシート打撃を3人で結構な数打っていて、誰が一番ヒットを打てるか勝負しましたね。また、福浦さんは今年のキャンプから二軍がメインになったので、結構バッティングを教えてもらって、去年より結果がでているのでありがたいです」

・中村稔弥(1年目/投手)
「挨拶を返してくれる姿であったり、行動すべてがみんなのお手本となるのですごいなと思います。ああいう選手が活躍するんだなと思いました。『おはようございます』と挨拶したら、絶対に返してくれますし、『お疲れ様でした』とか挨拶しても『お疲れ』と目を見て返してくれます。それはすごいと思いました」

・古谷拓郎(1年目/投手)
「千葉県に住んでいて、小さい頃は試合を観に行ったりして憧れがありました。直属の先輩になるとは思わなかったです。(ファームで初勝利を挙げたときは)まだファームだからという話で、しっかり一軍で勝てるように頑張れと言われました。あんまり話すことはないですけど、母校の話題が出たりすると少し話したりします。また、福浦さんは一番あいさつを大事にしている方だと思うので、そこを見習っていきたいと思います」

・レアード(ロッテ在籍1年目/内野手)
「福浦選手との思い出は、敵チームの時間が長かったので多くはないですが、一緒のチームで色々と話しをして素晴らしい方でした。伝説の人というか千葉ですごい功績を残された選手と一緒にプレーできたのはとても嬉しいことです」

・松田進(1年目/内野手)
「バッティングに関しては、福浦さんが経験されたことを、教えていただきましたし、親身になって1年目とか関係なくバッティングで悩んでいても、こういう感じですかねと気さくに話しかけられる。一緒にノックを受けたりとか、フランクに接していただいて、大ベテランの超有名選手なのに優しくしていただきました」

・茶谷健太(ロッテ在籍1年目/内野手)
「自分は他球団から来た選手なので、深いエピソードや思い出はないですが、福浦さんにバッティングを教えていただいたことが思い出です。今後、福浦からさんから教わったことを活かしていけるように頑張りたいと思います」

・藤原恭大(1年目/外野手)
「打撃練習で、ティーをあげてもらうんですけど、そのときに絶対“強く振れ”と言われます。抜いたスイングじゃなくて、強いスイングをしろと言われましたね。(生活面では)絶対にあいさつをしたら返してくれる。やっぱりすごいなというか、一人一人に対して挨拶も絶対に返しますし、一人一人のことを見てくれる。野球だけじゃなくてそういうところも見習うというか、素晴らしいなと思いましたね」

・山口航輝(1年目/外野手)
「打撃練習をずっと見てもらっていたので、色々福浦さんに教わったから今の自分を変えている。自分が小さい頃からテレビで活躍していた方。しかもすごい人なので、こうして教えてもらっているのもありがたく思っています。一緒に野球ができて教えてもらって、不思議な感じもしますし、教えてもらって本当に良かったと思います」

取材・文=岩下雄太

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