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もう我慢しない!生理のつらさはLEP治療で改善!

美容最新ニュース / 2022年9月21日 18時0分

女性の多くが抱える腹痛、腰痛、イライラをはじめとした『生理の悩み』は、酷くなると婦人科系の病気にもつながりかねない。

このたび、月経困難症等の予防・治療薬『LEP(レップ)製剤』に関するセミナーが開催された。
生理と快適に付き合っていく、これからの女性の生き方とは―。

LEPとはまず講話されたのは、山梨大学医学部産婦人科 准教授 吉野 修先生。
月経困難症や子宮内膜症の治療や予防を目的としたLEPは、女性ホルモンの『エストロゲン』と『プロゲスチン』の合剤のこと。
同じホルモン合剤で『ピル(OC)』があるが、こちらは避妊を目的にして用いる保険適応外の薬剤。一方、LEPは保険適用の薬剤である。

LEPの仕組みだが、服用すると排卵が抑制されて卵巣がお休みできる。このため月経量も減少。月経量が抑えられれば生理痛の要因ともなるホルモンの過剰排出も抑えられるため、腰痛腹痛も起こりにくくなるのだ。

更に、身体的だけでなく『精神面』においても問題解消がされているという治験結果が出ている。
『ストレスなく普段通り過ごせる』状態は、多くの女性にとって非常にありがたいものだ。

LEPは現代女性の強い味方『子宮内膜症』と『月経困難症』。これらの婦人病においてもLEPは現代女性の強い味方となる存在だ。

例えば『子宮内膜症』。これは子宮内膜などの組織が、本来あるべき子宮の内側以外の場所で発生し発育するという病気。
昔の女性と比べると、現代女性は初経~閉経の期間が長くなり、出産回数が減ったぶん、人生における月経の回数が増えているそう。
つまり月経回数が増えるごとにリスクが高まるため、この病気はLEPで予防が出来る。

また生理の症状が酷くて普段通りの生活が送れない『月経困難症』。
この疾患の患者は日本では900万人程度いると推定されているが、受診件数と比較すると、9割の人はかかるべきところのはずが病院にかかっていないそうだ。
トークセッションのゲストで登場した、ボーダーレスな社会づくりを推進するfermata株式会社 共同創業者 CCO 中村 寛子さんは、自己体験を踏まえつつ日本人特有の生理を隠す文化や我慢強さが影響しているのではと指摘。

数年前はオフィスでも日常生活でも、人前で『生理』というワードを出すことすら憚られていた時代であったが、今後は臆せず生理やLEPを伝えていくことが、社会全体の理解にもつながっていくと感じているそうだ。

これからは「我慢できなくなったら」病院へ行くのではなく、「少しでも気になったら」病院へ行き、生理と上手に付き合っていく時代になっていくのかもしれない。

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