カロリーを気にして人工甘味料を使っている人へ
美容最新ニュース / 2014年9月26日 8時15分
人工甘味料の歴史1950年代の砂糖不足の時代には、人々は甘みを得るため人工甘味料を使っていました。
その頃使われていた、「チクロ」、「ズルチン」は発がん性が見つかり、使用できなくなりました。「サッカリン」は発がん性の有無について論争になりましたが、最終的には認可を受けました。
その後毒性試験では問題のない、人工甘味料が作られて、世の中に広まりました。
現在は甘みが不足している時代ではありませんが、カロリーを抑えるために砂糖の代用品としての需要が増えています。
ワイツマン科学研究所の発表イスラエルのワイツマン科学研究所は人工甘味料は低カロリーであることが安全で使用価値があると思われているが、それを支持する科学的データは少なく議論の余地があることから、人工甘味料の研究を行いました。
2014年9月17日にNatureに発表した文献で、ワイツマン科学研究所の研究者たちは、広く使われている人工甘味料は腸内細菌叢の組成と機能に影響を与えることで耐糖能異常を引き起こすことを示しました。
人工甘味料による有害な代謝に与える影響は抗生物質によって抑えられることから、腸内細菌叢の変化によると推定しています。
代謝病に結びつく可能性がある、腸内細菌叢の代謝経路を人工甘味料が影響を与えることと、天然甘味料が腸内毒素を発生させ耐糖能異常を引き起こすことを健常成人で確認しました。
この研究結果より、天然甘味料の大量消費に関しては再検討が必要と警告しています。
【参考】
・Artificial sweeteners induce glucose intolerance by altering the gut microbiota.(人工甘味料は腸内細菌叢に影響を与えて耐糖能異常を引き起こす)
Nature (2014) doi:10.1038/nature13793 Published online 17 September 2014
http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full
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