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1日のカロリーは朝食を多めに、夕食を少なめに:食後の血糖値の上昇を抑えてダイエット

美容最新ニュース / 2015年3月13日 20時15分

代謝には日内変動がある2013年に発表された総説では、ヒトが食事をして代謝する場合にも日内変動があることが多くの研究で明らかになっている。

2015年3月1日にDiabetologiaに発表された文献では、2型糖尿病患者を対象に朝にカロリーを多く、夜は少なくした食事と朝のカロリーが少なく、夜は多くした食事を1週間続けたところ、朝にカロリーを多くした群では、食後の血糖値の増加が20%低下した。

昼食のカロリーは両群で同じであったが、血糖値の上昇は21~25%低下し、インスリンは23%増加した。

カゴメが3月9日に発表した研究でも、研究対象はラットであるが、朝、昼、夜にそれぞれトマトの含有資料を与えて、最終日のラットの血中リコピン濃度を調べたところ、朝トマト群は、昼トマト群、夜トマト群よりも高くなっていた。

結論として、1日のカロリーが一定とすれば、朝10:昼10:夜3の割合で摂取すると、血糖値の増加が抑えられるということである。

また、野菜や果物から効率よく栄養成分を取るのは朝がいいということになる。(トマトのリコピンは可能性が高い、その他の栄養素では違うリズムが働いている可能性は否定できない。)

置き換えダイエット朝、昼、夜の食事の1食を置き換えて、ダイエットする方法がある。朝食を置き換えることが多いが、日内変動を考えると、夜の食事を置き換えることが効率的と考えられる。



【参考】
・High-energy breakfast with low-energy dinner decreases overall daily hyperglycaemia in type 2 diabetic patients: a randomised clinical trial.:Diabetologia
http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00125-015-3524-9

・Metabolism and Circadian Rhythms—Implications for Obesity.:Endocrine Review
http://press.endocrine.org/doi/abs/10.1210/er.2009-0014

・カゴメ プレスリリース
http://www.kagome.co.jp/company/news/2015/03/002255.html

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