「コミケは撮影風紀が一番乱れる」 コスプレ女性に「殺到・接写」が繰り返されるワケ

弁護士ドットコムニュース / 2019年8月18日 9時8分

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東京ビッグサイトで8月9日〜12日まで開催された世界最大級の同人誌即売会「コミックマーケット96(C96)」(通称コミケ)。期間中、中国人コスプレイヤーがカメラマンたちに至近距離で囲まれるトラブルが発生した。

本人は嫌がっているのに、極度のローアングル撮影やスカートの中にカメラを差し入れるような行為もあったようで物議を醸している。

こうした撮影行為について、高橋裕樹弁護士は「東京都迷惑防止条例(盗撮)」に抵触する可能性があると指摘する。

「露出度の高いコスプレについては、際どい撮影もある程度は許容されていると考えられるでしょう。しかし、相手が嫌がっているのにスカートの中にカメラを入れることは、明らかに許容範囲を超えています」(高橋弁護士)

コスプレイベントでは、カメラマンの撮影マナーがたびたび問題視されてきた。コスプレ業界に詳しいライターの乃木章さんは、過去のコミケで接写していたカメラマンを運営側に突き出したことがある。

「通常のコスプレイベントと違い、コミケのような一般の認知度も高いイベントでは、現場での対応が難しい部分もあります」(乃木さん)

どうして撮影トラブルがなくならないのか。乃木さんの寄稿をお届けする。

●嫌がる女性レイヤーを接写

何度も言った「近すぎる,離れてください」,でも誰も聞いてくれなかった(原文ママ)

怖がる中国人コスプレイヤーに大勢のカメラマンが近づいてローアングルなどで撮影したことが、大きな議論を呼んでいます。

コミケでは、会場を彩るコスプレイヤー目当てに来場する人も少なくありません。同時に、撮影トラブルが発生しやすくなります。

被害にあった中国人コスプレイヤーALLさんのツイッター投稿を見る限り、撮影拒否しても、大勢のカメラマンに取り囲まれ、接写やローアングルからの撮影が止まらなかった模様です。

コスプレイヤーの撮影方法は、(1)カメラマンが順番に並んで1対1で被写体を撮影する場合、(2)大勢のカメラマンが被写体を同時に取り囲んで撮影する場合ーーの2パターンがあり、今回の事件は後者の撮影方法から発生しています。

では、どうしてトラブルが発生したのか。そこには2つの原因が考えられます。

●予想超える人だかり、準備が難しい「撮影の仕切り役」

一つは囲み撮影における、「被写体から最低でも3〜5メートル離れる」というマナーが守られていなかったから。被写体と撮影カメラマン以外に、囲み撮影を仕切る人がいなかったのだと推測されます。

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