婚活アプリで「37才女性」が出会った悪い奴…結婚願望をもて遊ぶ既婚者、弁護士相談も増加中

弁護士ドットコムニュース / 2020年4月4日 9時31分

写真

関連画像

婚活アプリで出会った男性が「既婚者」だったーー。弁護士ドットコムにこのような相談が寄せられました。実はこのような相談は最近、弁護士のもとにも寄せられるようになっており、増加傾向にあることが危惧されています。

この相談者は、相手が既婚者とは知らずに、1年近く交際を続けてきました。彼は毎週相談者の家に泊まり、2人で旅行に行ったこともあるようです。相談者の家族に挨拶に来たことも数回あり、彼は「自分の実家にも(相談者を)連れて行く」と話していました。

「彼の部下も紹介されたことがあります。しかし、彼は部下に『独身だと言って』と頼んでいたようで、グルだったんです。家も会社の寮で入れないと一緒になって嘘をついていました」と相談者は憤慨しています。

相談者は彼への慰謝料請求を考えていますが、相手は70万円なら支払うと言っているそうです。女性はどう対応すればいいのか。瀧井喜博弁護士に聞きました。

●婚活アプリに潜む既婚者

ーー慰謝料70万円は相当といえるのでしょうか。もし、今回のケースのような場合における相場があれば、ご教示いただけますと幸いです。

「婚活アプリで知り合い、交際に至った相手方が既婚者であった、そのようなご相談はよくあります。この場合、相手方との婚姻を信じて交際を続けた女性の『貞操』や『性的自由』等の人格権を侵害したことを理由に慰謝料を請求することが考えられます。

このような場合、請求するにあたって、まず『既婚者であることを知らなかった』ということがポイントとなります。

今回の相談者は、婚活アプリで知り合っています。婚活アプリは規約にも『未婚者のみ』と記載しているアプリも多く、未婚者のみが登録可能であると考えられます。相談者は、既婚でないことを前提として知り合い交際していたと考えられ、慰謝料請求の可能性が高まります」

ーー 今回、男性側が提示した「70万円」という金額は相当といえるのでしょうか?

「一般的に、相手方が既婚であることを秘匿して交際していた場合、婚約まで成立していたケースに比べて慰謝料は少なくなる傾向にあります。数カ月といった短期間の交際であれば30万円程度の慰謝料となることが多いですが、悪質なケースでは200万円以上の請求が認められた裁判例もあります。

今回は、交際期間も1年と長く、毎週末一緒に過ごし、相談者の家族にも挨拶に行き、同僚も一緒になって未婚であると嘘をついていました。しかし、同棲の事実や妊娠・中絶等はなく、高額な慰謝料は認めづらいケースと思われます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング