YouTubeで「運動会」の動画をアップ 他人の子どもの映り込み、法的に問題ないの?

弁護士ドットコムニュース / 2020年11月1日 10時31分

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子どもの運動会といえば、欠かせないのがビデオ撮影。子どもの活躍を残すために、毎年場所取りから奮闘する人も多いでしょう。ただ、その動画を勝手にネットにアップするのには、注意が必要です。

子育て情報サイト「ママスタ」の掲示板には「YouTubeに運動会を投稿」(http://mamastar.jp/bbs/comment.do?topicId=3718248)と題したスレッドで「して良いの? このご時世でいいのかな?」と投稿がありました。

●「運動会リレー」子どもの顔が丸見え

スレ主が観たのは、キッズYouTuberが周りにモザイクをかけてアップしていた動画でした。「子どもが通ってる幼稚園では、幼稚園の事を撮った写真や動画をSNSなどに投稿禁止になってるからさ」と疑問に思っているようです。

YouTubeで「運動会」と検索してみたところ、「運動会リレー」などの動画が個人のアカウントでいくつもアップされていました。ただ、映り込んでいる子どもにモザイクなどはかかっておらず、中には幼稚園名や学校名を明記しているものもあります。

自分の子どもの記録用と言えど、一度ネットにアップしてしまえば半永久的に残ることにもなりますが、他人の子どもも映っている運動会の動画をアップすることに法的な問題はないのでしょうか。加藤泰弁護士に聞きました。

●権利侵害の可能性あり

——ネットに運動会動画を上げた場合、法的な問題は考えられますか

プライバシー権や肖像権を侵害しているのではないかとの問題が生じる可能性があります。

——プライバシー権、肖像権とは何ですか

プライバシー権とは、自分についての情報をコントロールする権利のことです。

肖像権は、プライバシー権の一種といえますが、自分の承諾なしに顔や身体を他人に撮影されたり、撮影された写真などを使用されたりしない権利のことです。

——ネットに誰かの顔が映った動画を投稿すると、プライバシー権や肖像権を侵害するのですか

動画投稿がプライバシー権や肖像権を侵害するかどうかは、一概には決めることはできません。ケースバイケースとなります。

撮影されたイベントがどのようなものか、関係者から承諾が得られているか、投稿された動画の内容、投稿されたサイトがどのようなものか、といったさまざまな要素を考慮して、許容範囲内かどうかを判断することになります。

●園や学校のルールに従って

——園や学校の運動会の動画は、どう考えられますか

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