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「10年不倫」に終わりを告げる時 重婚発覚してもズルズル6年、彼氏を訴えられる?

弁護士ドットコムニュース / 2021年10月10日 9時57分

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彼氏と結婚しようとしたら「重婚」が発覚。それから6年経っても離婚しない彼との別れに、せめて慰謝料は請求できないでしょうかーー。このような相談が弁護士ドットコムに寄せられています。

相談者の女性は今から6年前、婚姻届を役所に提出したところ、「(彼氏側が)重婚のため受理できない」と言われ、彼氏が別の女性と結婚していることが発覚してしまったそうです。その時点で交際4年が経過していました。

彼氏は「自分は既に離婚していると思っていた。ずっと別居しているし子どももいない。妻がわざと離婚届を出していないのかもしれない」と言い、早く離婚すると相談者に伝えました。

しかし、「話し合いの日に来ない」「慰謝料が足りない」などと理由をつけて、それから結局、6年間彼氏は離婚をせずズルズルしたままです。怪しいと感じていたところ、彼氏の妻から「実は一緒に生活をしていて子どもが2人いる」と連絡が来ました。

相談者はずっと嘘をついていた彼氏に慰謝料を請求して、別れたいと考えています。相談者はどのような権利を主張できるのでしょうか。瀧井喜博弁護士に聞きました。

●重婚的婚約は「無効と判断される可能性が高い」

——婚約不履行などで相手男性に慰謝料を請求することもできるのでしょうか

婚約不履行を理由として損害賠償請求を求めるためには、婚約が有効に成立していることが必要です。

しかし、既婚者との間で行う婚約(重婚的婚約)は、法律婚を重視するという法の趣旨から、一般的には公序良俗に反するものとして無効となります。もっとも、具体的事情を考慮し、重婚的婚約が公序良俗に反しない事情がある場合には有効と考えられています。

今回の相談者の事例では、交際相手の妻から「実は一緒に生活をしていて子どもが2人いる」との連絡があり、交際相手の男性の婚姻関係は継続していると考えられます。

このような相談者と交際相手との重婚的婚約は、公序良俗に反して無効と判断される可能性が高いです。そのため、婚約の不履行を理由とする損害賠償請求は認められないと考えられます。

●貞操権の侵害を理由に慰謝料請求は可能?

——貞操権侵害を理由とする慰謝料請求については可能でしょうか

一般的に、結婚を見据えた交際の中で、既婚者であることを隠していた場合には、貞操権侵害を理由に慰謝料を請求することが可能です。

しかし、今回の相談者は、相手の男性が既婚者であると知った後も6年にわたって交際を継続していました。このような場合でも、貞操権侵害を理由とする慰謝料請求をすることができるのでしょうか。

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