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アルコール依存症の当事者「つらいと言える場所もらえた」 コロナ禍「オンライン」で親交深める

弁護士ドットコムニュース / 2021年11月18日 12時11分

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アルコール依存症から回復しようと、当事者やその家族がつながる「自助グループ」が、新たな局面をむかえている。コロナ禍において、リアルな場のミーティングが開催できなくなったが、オンライン化がすすむことで、全国の「仲間」と出会えるようになるメリットが生まれた。一方で、ネット環境の格差といった課題も浮かび上がる。

●自助グループ開催できず…「基地づくり」をした例も

11月15日、「コロナ禍でのアルコール依存症について考えるシンポジウム」(主催:厚生労働省)がオンライン開催された。アルコール依存症の自助グループの取り組みや、当事者の体験談が紹介された。

自助グループは、同じ問題を抱えている人たちが互いに分かち合い、支え合う集まりだ。

アルコール依存症の自助グループには、全国各地で例会をおこなう断酒会(2021年の会員数は当事者:5868人、家族:2134人)や、180以上の国と地域にあるAA(アルコホーリスク・アノニマス)などがある。

これまでは、公民館などを借りて例会やミーティングを開いていたが、緊急事態宣言が出たあとは多くの自助グループが開催できなくなる事態に陥った。

大阪市断酒連合会の小田泰仁さんは「会場に行くからこそ、断酒会があった。会場を失い、仲間との出会いもなくなりました。『大変ですね』と言われるたびに、『同情するなら、場所をくれ!』と思ったものです」と語った。

小田さんらはコロナ禍、「誰も取り残さない断酒会を残す。そして、望めばいつでも集まれる場所をつくる」と決意し、基地づくりをスタートした。

ある会員が所有している倉庫を大工、電気、水道関連の職に就く会員たちで改装し、約10カ月で大阪市断酒連合会本部「BEEHIVE」(大阪府大阪市)を立ち上げた。

連合会では、病院と本部を接続するオンライン例会を実施している。

それぞれの断酒会でもオンライン例会を実施している。

断酒会の1つである「虹の会(身障酒害者を囲む会)」の佐々木義博さんは「オンラインでできたことはありがたかった。日本全国の仲間に出会い、いろいろな話ができた」とオンラインならではのメリットを挙げる。

AAでは、日本だけではなく、世界中の仲間とつながることができるようになったという。シンポに参加したAAのメンバーによると、最近はメンバー1人の家に何人かが集合してアクセスするパターンもみられるようになり、ハイブリッド形式になりつつあるとのことだ。

●「助けてと素直に言える場所をもらえた」

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