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叶わなかった夫婦別姓「申し訳ないが改姓してほしい」夫に懇願された私は名字を変えた

弁護士ドットコムニュース / 2021年12月30日 9時57分

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2021年6月23日、最高裁大法廷は民法が定める夫婦同姓の規定は「合憲」との判断を示しました。その後、選択的夫婦別姓の制度導入を求める裁判が次々と最高裁で敗訴するなか、制度に対する関心は高まりつつあります。

衆院選と同日の10月31日におこなわれた最高裁判所裁判官の国民審査前には、ツイッターなどSNSで夫婦同姓の規定を合憲とした裁判官を名指しして、バツをつけようと呼びかける動きもありました。

一方、選択的夫婦別姓に反対する声も根強くあります。「名字を変えたくない」と思い事実婚を考えていたものの、夫やその家族の反対を受け、自身が名字を変えて法律婚をした女性は「夫婦別姓を認める法改正をしなければ、これからも苦しむカップルは増え続ける」と訴えます。

法律婚にいたるまでの過程を寄稿してもらいました。

●名字を変えるさみしさ「なぜ私だけが」

「自分の名字を変えたくない」と思ったのは、パートナーとの結婚の話が具体的になったときのことでした。実はそれまでは、「名字を変えるのは私だろう」と漠然と思っていました。当時、夫が名字を変えた女性の友人は周りにおらず、「妻側が変えるのはしょうがない」とどこかで諦めていたのだと思います。

しかし、いざ名字を変えるタイミングが近づいたとき、ふいに20年以上呼ばれてきた自分の名字を変えるさみしさを感じました。「なぜ私だけが」とも思いました。

ちょうどその頃、韓国の女性差別を描いたチョ・ナムジュさんの小説「82年生まれ、キムジヨン」(筑摩書房)を読み、自分のこれまでを思い返していました。

今よりずっとわんぱくだった子どもの頃、先生から「女の子なのにはしたない」と怒られたこと、電車で痴漢にあった時に恥ずかしくて誰にも言えなかったこと、通学路で露出狂に突然見せつけられた男性器の気持ち悪さ…。

これらは全部、私が「女性だから」遭ったことだと気づきました。それなのにまた、幸せいっぱいのはずの結婚で、私は「女性だから」名字を変えなければいけないのか。「これ以上我慢するのは嫌だ」と強く思いました。

●事実婚の提案に困惑した彼

だからといって、パートナーに改姓を強いるのも嫌でした。思いつくのは、事実婚の選択肢だけでした。

勇気を出して「名字に愛着があるから変えたくない。女性ばかりが改姓するのもおかしいと思う。事実婚を考えてみないか」と提案したところ、案の定、彼は困惑しました。彼の周りにも「名字を変えたくない」という女性の友人はいなかったからです。

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