小保方さん「共同研究者のプレッシャーあった」 論文執筆時の「心理状況」明かす

弁護士ドットコムニュース / 2014年5月7日 22時38分

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STAP細胞の研究論文をめぐって、理化学研究所の調査委員会から「研究不正」を認定された小保方晴子研究ユニットリーダーは5月4日、同調査委に対して、不服申立書を補充する文書を新たに提出した。

今回の文書では、過去の裁判例などを引き合いに出しつつ、「ねつ造」や「改ざん」など研究不正があったか否かの判断は「司法的解釈」に基づいておこなわれるべきと主張している。

また、論文執筆時の状況について「極めて多忙であった」と説明。「早く論文発表しないと、先を越されて新たな発見がなされるかもしれないという想い」や「共同研究者からのプレッシャー」もあったことが、「画像の取り違え」につながったと弁明している。

今回の「不服申立についての理由補充書(2)」(要約版)の全文は次のとおり。

●不服申立についての理由補充書(2)(要約版)

第1 「改ざん」「捏造」については司法的解釈がなされるべき

 仙台地方裁判所平成25年8月29日判決(平成22年(ワ)第1314号、平成22年(ワ)第1712号事件)は、A大学の元総長である金属材料科学分野の研究者が提訴した名誉毀損に基づく損害賠償等の請求事件において、本件調査対象項目(1―2)の画像操作と類似の写真捜査がなされた下記の行為について、「文科省ガイドラインやA大学ガイドラインにおけるねつ造、改ざんの意義(注 これらのガイドラインにおける「ねつ造」、「改ざん」の意義は下記のとおり)に照らせば、上記写真(注 写真に加えられた操作の内容は下記のとおり)の掲載は、故意に存在しないデータを作成したり真正でないものに加工したりしたものではないから、結果的に不正確な断面写真が掲載されたことは否定できないとしても、07年論文(注 紛争の対象となった論文)にねつ造、改ざんがあるとはいえない。」との判断を示している(資料13)。

(上記判決が引用している文科省ガイドライン及びA大学ガイドラインの内容)

 文科省ガイドラインにおける「ねつ造」「改ざん」の意義は次のとおり。

 また、A大学のガイドラインにおいても、「ねつ造」「改ざん」の意義は、文科省ガイドラインと同一である。

 ◯ ねつ造とは、存在しないデータ、研究結果等を作成することをいう。

 ◯ 改ざんとは、研究資料・機器・過程を変更する操作を行い、データ、研究活動によって得られた結果等を真正でないものに加工することをいう。

(上記裁判例における写真操作の具体的内容)

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