人気沸騰「妖怪ウォッチ」メダル――子ども同士で「売買」したら、後で取り消せる?

弁護士ドットコムニュース / 2014年5月28日 12時13分

写真

関連画像

子ども向けゲーム「妖怪ウォッチ」が、「第2のポケモンになるか」と言われるほどの人気だ。2014年1月からテレビアニメも放送され、さらに勢いづいている。とくに、登場キャラクターが描かれた「妖怪メダル」は売り切れ続出で、販売元のバンダイナムコグループは増産体制に入ることを公表している。

このように品薄状態になっていることもあり、ネット上では親が「妖怪メダル」の購入に一苦労している書き込みが多く見られる。子どもたちの間でも、メダルを交換したり、売買したりするケースがあるかもしれない。ただ、子ども同士のやりとりだと、「やっぱり返して」などトラブルに発展する可能性もある。

このように子ども同士が妖怪メダルを売買をすることに法的な問題はないのだろうか。また、トラブルになった場合はどうすればいいのか。石井龍一弁護士に聞いた。

●未成年同士のメダルの売買は「取り消し」できる?

「満20歳に達しない未成年者は、原則として、単独で契約などの法律行為をすることが認められていません」

このように石井弁護士は説明する。

「未成年者が法律行為をするには、法定代理人(一般には親権者)の同意が必要で、同意を得ないでした法律行為は取り消すことが認められます。物の売買や交換は法律行為にあたるので、未成年者が法定代理人の同意なく行った場合、あとで契約を取り消すことができるわけです」

ただし、これには例外があるのだという。

「法定代理人が目的を定めないで処分を許した財産については、未成年者が自由に処分できるのです。たとえば、親が子どもに毎月、一定の金額のお小遣いを渡している場合、子どもは自由にそのお小遣いを使うことができます」

こう石井弁護士は説明する。「妖怪メダル」の定価(1袋)は180円。5個買っても1000円程度だ。よほど大量でない限り、妖怪メダルは、子どもの小遣いの範囲で売買できるといえるだろう。つまり、通常の価格のメダルならば、子どもが自由に売ったり買ったりできるのだ。

ただ、最近は人気が過熱しているため、ネットオークションで数万円で取引されているメダルもある。

「子ども同士でも、そんな高額の取引がされているとしたら、お小遣い程度とはいえず、法定代理人の同意が必要になる可能性があります。その場合、もし同意がなければ、あとから売買契約を取り消せるということです」

●「ジャイアン」のような子どもにメダルを奪われたら・・・

もし売買契約が取り消されたら、どうなるのだろうか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング