「すき家ストライキ」騒動の真相は? 千葉の労組「店舗ではなく工場で一人が決行」

弁護士ドットコムニュース / 2014年5月29日 17時59分

写真

関連画像

肉(29)の日にみんなでストライキを――。ツイッターを中心にネットで呼びかけられ、注目を集めた「すき家ストライキ」騒動。予告された5月29日、ストライキは本当に起きたのか。牛丼チェーン「すき家」を運営するゼンショーホールディングスは、弁護士ドットコムの取材に対して、「ストライキが起きている店舗はない」と答えている(29日16時30分現在)。

しかし、千葉県で活動する「ちば合同労働組合」は、ウェブサイトで「すき家で働くみなさん ちば合同労組はストに入ります!」と宣言。そのブログには、「すき家スト決行中」と書かれた横断幕を掲げて街頭アピールをおこなう人たちの写真が掲載された。両者の言い分は矛盾しているようだが、どういうことなのか。

●ストを決行したのは「グループ会社の工場のアルバイト」

このアピールをおこなった「ちば合同労働組合」に聞いたところ、「ストライキは、すき家の店舗ではなく、グループ会社の工場で働くアルバイト従業員が、一人で決行した」という答えが返ってきた。

ちば合同労働組合は、ある企業の従業員だけで構成される労働組合ではなく、さまざまな企業の労働者が横断的に加入している地域の労働組合だ。この組合には、60~70人の組合員がいて、その中に「すき家」を展開するゼンショーホールディングスの食品製造子会社「GFF」の船橋工場のアルバイト従業員1人が加入しており、今回、ストライキをおこなったという。

ちば合同労組は、前日の5月28日、ゼンショーホールディングスとGFFに対して、店舗の増員やスト参加者を処分しないこと、店舗閉鎖に伴う従業員の不利益を補填すること、時給を一律1500円に引き上げることを要求した。回答期限は30日に設定していたが、「29日にストライキが行われるという情報がツイッターで流れていたため、悩んだ結果、実行に移した」という。

今回のストライキについて、同労組の白井徹哉書記長は「個人ではなく、組合として法的に認められたストライキをやることで、多くの人に勇気を与えることができたのではないか」と話している。

さらに、「すき家は吉野家と比べても労働環境が悪く、限界に達している。店長以下が契約社員のケースも多く、奴隷状態になっている。今回は工場でのストだが、店舗の従業員からも問い合わせが来ている。今回のことはあくまで始まりにすぎず、今後、さらに店舗閉鎖が起きるのではないか。団体交渉を粘り強くおこないたい」と語っている。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
日本最大級の弁護士/法律ポータルサイト。23万件の相談実績。無料法律相談・弁護士ランキング・口コミ弁護士検索でお悩み解決。他にも弁護士費用の見積比較・法律Q&Aなどの豊富なサービスとコンテンツで「インターネットを通じて法律をもっと身近に、もっと便利に。」

トピックスRSS

ランキング