銀座のクラブで接客する日も近い? ソフトバンク「感情認識ロボット」をどう見るか

弁護士ドットコムニュース / 2014年6月6日 17時13分

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ソフトバンクは6月5日、感情を理解するという人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を一般家庭向けに販売すると発表した。販売価格は19万8000円。販売は来年2月だが、それに先立って6月6日からソフトバンクモバイルの銀座店と表参道店で「接客」にあたる。

ペッパーには、人間の表情や声のトーンなどから感情を認識する人工知能が搭載されている。さらに、インターネットのクラウドシステムを使った学習機能も付いているという。

ロボット開発が25年来の夢だったというソフトバンクの孫正義社長は、記者発表で「今日は、コンピュータがあの日から変わったと言えるような歴史的な日になる」と宣言。「人の感情を理解し、人の心に寄り添うロボットにしたい」と抱負を語った。

ペッパーは家庭用パソコンと同じくらいの金額で購入できるとあって、ネットでも非常に大きな注目を集めている。このような動きをどうみるか。ヒューマノイドロボットの安全性の問題に取り組む小林正啓弁護士に聞いてみた。

●ロボットがネットにつながって成長していく

――今回発表されたロボット(ペッパー)を見て、どういう感想を持ったか?

インターネットで会見を見て、驚いたことが二つあります。まずは、ロボットの上半身が、極めて人間に近い動きをするという点です。そして、人間との会話がうまく成立しているという点です。

映像だけでは、どれほど自律的な会話をしているのかわかりませんが、それを見る限りは、非常に滑らかな会話が成立していました。

――人間の感情を理解するというポイントについては?

「感情を理解する」という点ですが、ペッパーは本体が一定のアルゴリズムを備えていて、相手の言葉や顔の表情、声の強さ・高さなどを読み取って、「この人は怒っている」とか「喜んでいる」とかいう判断をするようです。

さらに、さまざまに読み取った情報や評価、「こういうふうに言うと人は喜ぶ」といったロボットの経験が、ネットとつながることで、クラウドに蓄積していきます。これこそが、ペッパーの最大の特徴だろうと思います。

「こういうことを言ったら人は喜ぶ」とか、「こういうときにこういう相づちを打ったらいい」とか、蓄積した情報を個々のロボットにフィードバックして、それによってロボットが成長していく。今回のプロジェクトの大きなポイントですし、ソフトバンクという通信会社が、ロボット開発に参画した大きな理由だろうと思います。

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