遠野なぎこさんが元夫との「婚外契約」を表明 「任意後見契約」の注意点とは?

弁護士ドットコムニュース / 2014年11月22日 12時13分

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わずか55日でスピード離婚して話題になった女優の遠野なぎこさんが11月上旬、元夫の男性と「ある契約」を結ぶ予定だと告白した。

報道によると、離婚後も元夫との関係が続いているという遠野さんは、これから結ぶ契約の中身について、「病気になったら面倒をみますよとかそういう内容。彼との絆がなくなってしまうのが寂しくて。別れたら破棄する」と話したという。これは正式にいうと「任意後見契約」という名前の契約で、年内にも結べるよう弁護士にお願いしているそうだ。

聞き慣れない言葉だが、「任意後見契約」とは、いったい何なのだろうか。そういう契約を結ぶと、どんな効果があるのか。小松雅彦弁護士に聞いた。

●判断能力が衰えた人へのサポート

「まず、成年後見制度の説明をしましょう。成年後見制度というのは、一言でいうと、『判断能力が衰えた人をサポートする制度』です。

何らかの事情で判断能力が衰えて、自分の財産を管理したり、日常生活を送るのに適切に対応できないような場合には、支援が必要ですよね。

成年後見制度は、判断能力がどれぐらい低下しているかに応じて、家庭裁判所が成年後見人や保佐人、補助人を選任して、本人のサポートをするというものです」

●任意後見って?

それでは、遠野さんが結ぶという「任意後見契約」とは、何だろうか?

「任意後見というのは、サポートをする任意後見人を、裁判所ではなく本人が選ぶという制度です。

任意後見人を誰にするか、また、どんな事務を委任するかを、本人が決定できますので、本人が希望する生活が送りやすくなるというメリットがあります」

任意後見人は、どんなことをするのだろうか?

「それは契約によります。任意後見人は、契約に定められた委任事項に従って代理権を付与され、後見事務を行います。たとえば、預貯金の払い戻しや介護契約、施設入所契約、訴訟行為などがあります。あまり代理権の範囲が狭いと十分な仕事ができません」

どうやって契約を結べばいいのだろうか?

「任意後見契約は、財産管理を他人に任せるなど、とても重要な内容の契約ですから、公証人が作成する『公正証書』という形をとる必要があります」

●「後見」はいつから始まる?

契約を結んだあと、どのタイミングで「後見」が始まるのだろうか?

「任意後見契約は、本人の判断能力が低下する前に、あらかじめ結んでおくことが多いです。その場合、実際に後見が始まるのは、本人の判断能力が低下したあとです。法定後見の補助程度で申し立ては可能です。

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