東京で一番おいしい「炊き出し」はどんな味?人見知り記者が「ボランティア」してみた

弁護士ドットコムニュース / 2014年12月31日 19時30分

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2014年も押し迫った12月29日。東京・池袋の高層ビルの合間にある東池袋中央公園。ツンと冷えた風が吹く公園の一角で、吐く息の寒々しさとは真逆のあたたかい湯気が、ドンブリからもうもうと立ち上がっている。ホームレス状態の人たちに振る舞われる「炊き出し」だ。

今日のメニューは、野菜スープのぶっかけご飯。1.5膳分はあろうかという大盛りのご飯に、さまざまな野菜が入ったスープがたっぷりかけられている。料理を受け取った人たちは、寒さと乾燥で少し赤くなった顔に、満面の笑みを浮かべた——。

年末になると生活困窮者への炊き出しのニュースを耳にするが、実際にはどんな感じなのだろう。そう思って、ネットで検索したら、「東京で一番おいしい炊き出し」をふるまうというボランティアグループ「TENOHASI」のサイトが見つかった。

記者は「超」がつくほどの人見知りで、この手のボランティアをした経験もなかったが、自分で体験しながら炊き出しの現場を見てみたいと思った。ボランティア募集のページを見ると「アポなし」「都合のいい時間」「1回だけ」すべてOK、と書いてあり、気楽に参加できそうだ。

年末の炊き出しにやってくるのは、どんな人たちなのか。「東京で一番おいしい」というが、どんな味がするのか。ボランティアって、どれくらい大変なのか。そんなことを確かめたくて、ボランティアに参加してみた。(取材・執筆/瀬戸佐和子)

●20人で「下ごしらえ」を開始

12月29日の午前11時。冷たい雨が降るなか、集合場所として指定された文京区の寺院の境内に行くと、ボランティアの人たちが調理場を設営していた。「TENOHASI」の越冬炊き出しは、別の場所で作った料理を配布場所に持っていく形式だ。

寺の庭先にイベント用のテントが建てられ、野菜の下ごしらえをしたり、ご飯やスープを煮炊きする炊事場が作られた。総勢20人ほどのボランティアは3つのグループに分かれ、米とぎや野菜の下ごしらえを始めた。記者が担当したのは、タマネギの皮むきだ。8人の男女が、タマネギ20キロが入ったダンボール箱と、大きな空のプラスティックケースを取り囲んだ。

ビールケースに腰掛けて、ダンボールから取りだしたタマネギの茶色い皮を手でむき、皮は足下のバケツに入れる。さらに、包丁で上のへたと底の芯をえぐり取り、処理が終わったタマネギからプラスティックケースに詰めていく。

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