もしネットで注文した「おせち料理」がスカスカだったら・・・返品に応じてもらえる?

弁護士ドットコムニュース / 2015年1月1日 10時11分

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新しい年が明けた。昔ながらの黒豆やきんとんなどが入った「おせち料理」をつくって家族で食べる人も多いだろう。自宅で作るのが面倒な人にとっては、業者が販売しているおせち料理を購入することで、手軽に楽しむこともできる。

業者が販売したおせち料理で記憶に残っているのは、2011年の正月に起きた「スカスカおせち」騒動だ。このおせちは共同購入サイト「グルーポン」を通じて、定価2万1000円の半額の1万500円で販売された。届いた商品を開けてみると、商品説明の見本写真と違ってスカスカだったため、ネットで大きな話題になった。

当時、おせちを製造した飲食店やグルーポンに批判が集中したが、グルーポンは2014年11月、おせち料理の取り扱いを再開すると発表。過去3年間におせちの販売で事故がなかった業者を選定するなどして、改善したことをアピールしている。

今回は「おせち」をめぐるトラブルが起きないことを期待したいが、一般論として、もし業者が販売したおせちが見本と違ったら、どうすればいいのか。ネットを通じて購入した人は、返金してもらえるのだろうか。消費者問題にくわしい好川久治弁護士に聞いた。

●通信販売には「クーリングオフ」が適用されない

「インターネットなどを通じた通信販売には、訪問販売や電話勧誘販売などのように『クーリングオフ(無条件解約)制度』の適用がありません。

もし販売業者が広告等で『返品には応じられない』と表示していた場合、消費者は申込みを撤回したり、契約を解除したりすることができません」

好川弁護士はこう説明する。では、業者が「返品に応じる」と表示していた場合はどうだろうか。

「広告等で、返品や交換に応じる旨の特約表示がある場合でも、販売業者が取り決めた返品ルールに従わなければなりません。したがって、通常のクーリングオフと同じ条件で返品を要求できるとは限りません。

たとえば、業者のルールでは、通常であれば商品受領後8日以内とされている『クーリングオフの期間』が短く設定されたり、返品のための送料を消費者が負担することになっていたりするケースもあります」

もし、「返品」について、何も記載がない場合はどうなのか。

「販売業者が返品に関する表示を何もしていなければ、消費者は商品到着後、その日を含めて8日以内であれば、送料自己負担で、商品を返品することができることになっています。おせち料理のインターネット通販でも同じです。

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