「エッチなお姉さんいませんか」で中高生が書類送検 「出会い系サイト規制法」とは?

弁護士ドットコムニュース / 2013年6月20日 13時55分

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インターネットの掲示板に「エッチなお姉さんいませんか」と書き込んだ中高生が、出会い系サイト規制法違反(禁止誘引行為)の疑いで書類送検され、ネットなどで話題になっている。読売新聞によると、長野県佐久署と県警少年課は4月26日、千葉県の高校生(16)と東京都の中学生(14)の2人を書類送検した。2人は今年1月から2月にかけ、携帯電話や携帯ゲーム機を使ってネット上の無料掲示板にアクセスし、「15歳です。エッチなお姉さんいませんか」などと書き込んでいたという。

ネット上では「中高生の頭の中なんてエッチなお姉さんでいっぱいなのに…」と同情する声も挙がっている。今回問題となった「禁止誘引行為」とは何なのか。書き込みは、「エッチな」がダメだったのか、年齢がダメだったのか、それとも中高生が書き込むこと自体がダメだったのか。また、いわゆる「出会い系」の掲示板ではなく、ツイッターやフェイスブックなどのSNSに書き込んだ場合も同様なのか、尾崎博彦弁護士に聞いた。

●児童が関わる「エッチな行為」への誘いは、子どもが書き込んでもアウト

まず、「出会い系サイト規制法」とは何か。

「いわゆる出会い系サイトの利用が原因となって起きる犯罪から、児童(18歳未満の少年少女)を保護する法律です。出会い系サイトの掲示板に、児童との異性交際を求める書き込みをすると『禁止誘因行為』にあたり、違反した際には100万円以下の罰金となります。

注意点は、この法律が児童からの誘いかけも規制していることです。児童を性交等に誘う書き込み、たとえば『エッチできる女子中学生連絡希望』などの書き込みがダメなのはわかりやすいですが、それだけでなく『人を児童との性交等の相手方となるように誘引する書き込み』は全て禁止されているのです。書き込んだ内容がこれに該当する場合、書き込んだのが児童でも処罰の対象となり得ます」

つまり出会い系サイトでは、18歳未満との性交渉を誘いかけるような書き込みは、誰が投稿したとしてもアウトということだ。では、今回のケースはどうだったのか。

「『エッチなお姉さんいませんか』は性交などへの誘いかけと言えますし、『15歳です』は児童が相手方となることを示しています。ですから、これは『人を児童との性交等の相手方となるように誘引する書き込み』に該当し、書き込んだ中学生らも処罰の対象となります。

なお、書き込みにあたって、本当に性交等を意図していたかどうかは問題ではありません。つまり、記事の中学生らが本当に『エッチなお姉さん』と出会いたかったかどうかは関係なく、その様な書き込みをしたこと自体が禁止行為なのです」

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