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裸の画像と名前がセットで拡散する悪質事例も…「リベンジポルノ」対処法

弁護士ドットコムニュース / 2016年10月16日 8時10分

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交際中に撮った恋人の裸の画像や性行為中の動画などを、別れた腹いせに無断でインターネット上に投稿する「リベンジポルノ」。スマホが普及し、写真や動画を手軽に撮影できるようになったぶん、被害に遭うリスクも高まっています。

リベンジポルノの被害者にならないために何ができるのか。そして万が一、被害にあったらどんな対応ができるのか。インターネット上の人権侵害に詳しい中澤佑一弁護士に聞きました。(取材・構成/ ライター・吉田彩乃)

 ●「性的に興奮させる」なら、下着や水着姿もリベンジポルノに該当

−−まず、どのような画像や動画を流出させるとリベンジポルノにあたるのか、法律の定義を教えてください。

2014年に成立した「リベンジポルノ防止法」(私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律)の条文では、広く定義されています。

第三者の閲覧が前提とされていない写真や動画のうち、まず1つめが、「性交又は性交類似行為にかかる人の姿態を撮影したもの」。2つめが、「人の性器等を触る行為又は人が他人の性器等を触る行為に係る人の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの」。3つめが、「衣服の全部又は一部を着けない状態の姿態であって、殊更に人の性器など性的な部位が露出され又は強調されているもの」とされています。

−−下着姿や水着で写っている写真や動画を流した場合も、リベンジポルノにあたるのでしょうか。

単に下着や水着で写っているだけの状態では、リベンジポルノにあたりません。下着や水着姿の場合、性的な部分が強調されており、性的に興奮させるような画像や動画の場合には該当します。

−−性的に興奮させる要素があるかどうか、ということが、ポイントになるのですね。

そうです。ですから、被害者は必ずしも女性に限りません。元交際相手に裸の画像を流された、という男性からの相談もあります。

−−加害者を、どのような罪に問えるのでしょうか。

刑事と民事の両方で可能です。

刑事罰としては、不特定多数の人に、リベンジポルノにあたる画像を提供した人は3年以下の懲役又は50万円以下の罰金を科せられます。また、加害者本人がネットなどに画像を投稿するのではなく、第三者に投稿させる目的で画像提供をした場合は、1年以下の懲役又は30万円以下の罰金を科せられます。

民事では、画像や動画を流されて精神的な苦痛を受けたことに対しての損害賠償請求が可能です。拡散の範囲や、写っている内容にもよりますが、慰謝料300万円程度は請求できると思います。

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