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「マスコミのいじめ報道には欠けている視点がある」荻上チキさん「命綱になれ」と要望

弁護士ドットコムニュース / 2016年2月9日 10時51分

「テレビのワイドショーは、大人だけではなく、不登校の子どもが見ることもあります。そうした番組で、いじめられたときの相談先や、『いじめを受けたらこういう記録をつけるといいよ』といった具体的な手段を伝えてはどうでしょうか。

反対に、『今の学校はこんなにひどい』というメッセージを発信すると、ますます学校に行きたくなくなってしまう。今の報道には、いじめ対策の成功例や、いじめに対するポジティブな取り組みに関する報道がほとんどありません。報道が子どもたちにどんな影響をもたらすのか、意識してほしいと思います」

最後に荻上さんは、メディアへの要望として、「最悪の状況から脱することは可能だというメッセージを伝えてほしい」と強調した。「せめて番組の字幕スーパーや記事のはじっこに枠をつくって、困ったときの連絡先を伝えてほしい。困っている人に『出口があるんだよ』と伝えることも、報道の役割です。自殺を止める『ゲートキーパー』にメディア自身がなるんだという意識をぜひ持ってほしいと思います」と締めくくった。

(弁護士ドットコムニュース)

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