有名ブロガー「事実婚」騒動 「人妻との結婚」が認められる条件とは?

弁護士ドットコムニュース / 2013年7月19日 15時40分

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有名ブロガーのヨシナガさんがこのほど、ツイッターなどで「人妻と事実婚をした」と報告し、注目を集めた。その後、謝罪・撤回したが、本人から具体的な説明がなかったため、「どういうことなのかさっぱり分からない」と物議を醸すことになった。

ヨシナガさんは6月30日、ツイッターやフェイスブックに人妻と結婚したという内容の記事を投稿。「事実婚」であると断りつつ、正装したヨシナガさんとウェディングドレス姿の女性の写真も掲載した。その際、相手として挙げたのが有名漫画家の妻の名だったため、その漫画家の代理人がメディアに対しツイートの内容を否定するなど、一時騒然となっていた。

ヨシナガさんは「今回の件では大変お騒がせして申し訳ありませんでした」とツイッターで謝罪。「事実婚という言葉は誤用になります」と当初の報告を撤回した。その後は、この件について沈黙を守っており、具体的にどのような事情で今回の騒動が起きたのか明らかになっていない。

このように事実関係が定かでないところがあるが、そもそも、人妻と「事実婚」などということがあり得るのだろうか。もし可能だとした場合、もともとの夫に対して、慰謝料を払う必要はないのか。離婚問題にくわしい島野由夏里弁護士に聞いた。

●人妻との「事実婚」はあり得る

「事実婚とは、婚姻の届出がないものの、当事者間に『婚姻意思』があり、さらに事実上、法律婚と同様の夫婦共同生活を送っているというケースです。『内縁』と同じ意味です。

『結婚』というと、通常、法律婚が頭に浮かびますが、最近は、夫婦同姓制度による社会生活上の不利益を避けるために、内縁の形をとるカップルもいらっしゃいます」

――ズバリ、人妻と事実婚はできる?

「事実婚、つまり、内縁となることは、相手が人妻であっても可能です。

ただし、内縁といえるためには、婚姻意思と夫婦共同生活の実態がなくてはなりません。相手の女性と法律上の夫との関係が円満に続いているような場合には、他の男性と内縁状態にあるとは認められにくいと思います。

一方、戸籍上は夫婦であっても、実際には『没交渉』の関係で『戸籍上のみの夫婦』にすぎないという場合には、その人妻と夫以外の男性との内縁関係が認められることはあり得ます」

――「婚姻意思」と「夫婦共同生活の実態」って?

「婚姻意思は、単なる交際や同棲ではなく、結婚をする意思です。『内縁』と言えるかどうか、裁判などで判断する際には、婚約、結納、結婚式、結婚披露宴など結婚に伴うイベント等があり、婚姻意思を対外的に公示しているかも非常に重要になってきます。

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