勘違いして「青春18きっぷ」を初日に捨てちゃった! 再発行は無理?

弁護士ドットコムニュース / 2013年8月22日 19時10分

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定額でJRの普通・快速列車などが乗り放題になる「青春18きっぷ」。夏休みにこの「18きっぷ」を利用して、のんびりした旅を楽しんでいる人もいるだろう。だが、ときどきトラブルも起きる。18きっぷは、1枚の切符を5日間使う仕組みだが、大事な切符を1日目に「捨ててしまった」という人がいるのだ。

ツイッターで7月末に話題になった一連のツイートによると、この人物は青春18きっぷに付いてくる4枚の注意書きを切符だと思い込んだのだという。つまり切符が5枚綴りだと勘違いし、1日目が終わったときに切符を捨ててしまったらしい。この人物は後から「説明が足りなかった」として再発行を要求したが、駅員に「仕組みを知らない方が悪い」とはねつけられてしまったという。

ツイッターでは、「説明を読めば勘違いなんかしない」と、軽い炎上状態になったが、注意書きが切符と全く同じ大きさ・紙質であることから「確かにわかりにくい」と同情する声もあった。今回のように、勘違いで切符を捨ててしまった場合、何かの法律に基づいて、再発行してもらうことはできないのだろうか。内山知子弁護士に聞いた。

●切符の効力は「旅客営業規則」に定められている

「結論からいえば、残念ながら、再発行してもらうことはできないでしょう」

――どうしてそう言える?

「切符を買って電車に乗るというのは、法的には『契約』と見なされます。かといって、電車に乗るたびに、いちいち契約書を作るのは現実的ではありません。ですから、あらかじめJRが決めた『旅客営業規則』という運送約款(やっかん)がその代わりになります。

切符の使い方や効力などは、その旅客営業規則の中に定められています。つまり今回は、そこにどんなことが書いてあるかがポイントです」

――それは、JRが一方的に決めた内容なのでは?

「そうですね。そこで、不公平にならないように、国の規制があります。国交大臣へ届出・認可される必要がありますし、その内容を一般の人に公開する義務もあります。

また、一方的に消費者に不利な条項が含まれていた場合など、消費者契約法に反するような条項は無効となる余地があります」

――JRの旅客営業規則は、そういった基準はクリアしている?

「そうですね。クリアしています。その内容は、例えばJR東海なら、ウェブサイト(http://railway.jr-central.co.jp/ticket-rule/cjr-regulation/)などで見ることができます。同社の場合、その内容を一般向けにした『きっぷのルール』というページもあります」

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