最近流行りの「買え買え詐欺」にはもう騙されない! 弁護士に聞いた「正しい対処法」

弁護士ドットコムニュース / 2013年8月27日 17時21分

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オレオレ詐欺の次は「買え買え詐欺」に注意――!? 国民生活センターが命名した新手の詐欺が、最近はやっているそうだ。

その特徴は「劇場型勧誘」だという。複数人の詐欺師たちが役割分担をして、巧妙に儲け話をちらつかせ、未公開株や社債、新興国の外貨などの金融商品を、不当な価格で売りつけるという手口だ。演劇のように組み立てられた筋書きがあることなどから、そう名付けられた。

そんな巧妙な「買え買え詐欺」を見破るためには、何か良いコツはあるのだろうか。また、もしそれらしき電話がかかってきたらどう対処したらいいのだろうか。上田孝治弁護士に聞いた。

●複数人のグループが行う「手の込んだ詐欺」

「投資詐欺は昔からあります。ただ、以前は手口が単純で、実在しない会社の株について、突然『上場すれば儲かる』などと電話営業をかけてくるようなものが中心でした」

――以前は分かりやすかった詐欺の手口が、最近は複雑で見破りにくくなっている?

「そうですね。詐欺グループは複数人で、手の込んだやりかたを使うようになってきました。これは実際のケースではありませんが、たとえば次のようなものです。

(1)事前に封筒が届く

(2)営業の電話で『A社の株は非常に価値があるが、その封筒を受け取った人しか買えない』などと、あおられる

(3)『代金はこちらで支払うので損はしない。代理で購入してもらえないか』などと、都合の良い依頼をされる

(4)断ると、公的機関や有名企業を名乗る電話がかかってきて、『A社は信頼できる』などと説明される。

(5)違う業者からも似たような営業電話がくる。

(6)何度も話を聞くうちに信用してしまう」

――相手を信用させる口上なども巧妙になっている?

「はい。たとえば、CO2排出権、iPS細胞といった、ニュースで盛んに取り上げられる『流行の話題』は、詐欺の名目としても頻繁に使われます。特に注意が必要です。

また、お金を支払わせる方法も変化しています。かつてはほとんどが口座振込でしたが、今は現金を手渡ししたり、レターパックで送らせるなど、業者が後から追跡されにくい方法を選ぶようになってきています」

――普段から心がけることは?

「基本的に、営業電話は疑ってかかることです。聞いたこともないようなところから、突然電話や郵便で儲け話が来れば、それはほぼ間違いなく詐欺であると言えます。

もちろん、有名な証券会社などを名乗る電話であっても、本当にその証券会社かどうかは分かりません。名乗るだけなら誰でもできます」

――もし、「儲け話」の電話がかかってきたら?

「だまされて実際にお金を払ってしまうと、取り戻すことは非常に困難です。

まず、少しでもおかしいと思った場合には、速やかに電話を切り、相手にしないことが重要です。

また、万が一、説明を聞いてしまい、気持ちが揺らいでしまった場合も、実際にお金を払い込む前には、必ず誰かに相談しましょう」

(弁護士ドットコム トピックス)

【取材協力弁護士】
上田 孝治(うえだ・こうじ)弁護士
消費者問題、金融商品取引被害、インターネット関連法務、事業主の立場に立った労働紛争の予防・解決、遺言・相続問題に特に力を入れており、全国で、消費者問題、中小企業法務などの講演、セミナー等を多数行っている。
事務所名:神戸さきがけ法律事務所
事務所URL:http://www.kobe-sakigake.net/

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