岡口裁判官の分限裁判、9割の弁護士が「懲戒処分に該当しない」 326人緊急アンケート

弁護士ドットコムニュース / 2018年9月10日 12時27分

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Twitterの投稿によって訴訟当事者の感情を傷つけたとして、東京高裁の岡口基一裁判官の懲戒が申し立てられ、分限裁判の審問が9月11日に開かれる(「分限裁判」とは、裁判官の免官や懲戒について裁判所が判断する裁判)。

岡口裁判官がインターネット上に公開している申立書(https://okaguchik.hatenablog.com/entry/2018/08/04/130736)によると、今年5月、岡口裁判官はTwitter上で、犬の遺棄を巡る東京高裁判決や判決について報じた記事のURLとともに、「え?あなた?この犬を捨てたんでしょ 3ヶ月も放置しておきながら・・」などと書き込み、当事者の感情を傷つけたとされる。

岡口裁判官は、「表現行為の一部だけを切り取って,その部分のみを非違行為とすることは絶対に許されない」などと反論。また、Twitterのサービス利用自体をやめるように求められたことに対しては、「表現の自由の侵害に当たることは明らか」としている。

今回、弁護士ドットコムに登録する弁護士に、岡口裁判官に対する懲戒申し立ての妥当性などを聞き、326人の弁護士から回答が寄せられた。結果は以下の通り。

●「申し立ては妥当でない」が87%、「懲戒に該当しない」が91%

Q1 岡口裁判官への懲戒申し立ては妥当と考えますか。

申し立ては妥当→27人(8.28%)

申し立ては妥当でない→284人(87.12%)

わからない・どちらとも言えない→15人(4.60%)

Q2 岡口裁判官の行為は懲戒処分に該当と考えますか。

懲戒処分に該当する→22人(6.75%)

懲戒処分に該当しない→297人(91.10%)

わからない・どちらとも言えない→7人(2.15%)

申し立ての妥当性については9割弱が、「妥当でない」との見解を示した。懲戒処分に該当するかについては、9割以上が否定的な見解を示し、申し立ての妥当性の否定と比較し、4ポイント程度増えた。

また、自由回答でコメントを求めたところ、101件のコメントが寄せられた。様々な視点から多くの意見が寄せられたが、「岡口裁判官のツイート内容」「裁判官の情報発信」「裁判所のあり方」の3つに絞って、主な意見を紹介する。

●ツイートをめぐる意見「一般市民の感覚からしたら当然のことを表現しているだけ」「不適切であったとの批判は免れない」

まずは、岡口裁判官のツイート内容についてのコメントを紹介したい。

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