近所の「焼き鳥屋」の煙で部屋がめっちゃくさい!慰謝料を求めることはできる?

弁護士ドットコムニュース / 2019年5月19日 9時50分

裁判結果の予測は難しい面があります。また、裁判所が認定する近隣紛争事案の慰謝料額は、上記の例のように、それほど高額にならないのが実情です。

●クリーニング費用が損害と認められる可能性はある

――引っ越し代や、部屋のクリーニング代などはどうでしょうか。

賠償を求めることができるのは、加害と「相当因果関係」のある損害です。この点も、裁判所によって評価が分かれる可能性があります。

今回のケースの状況では、クリーニング費用が損害と認められる可能性はあると思われます。しかし、焼き鳥屋ができてから数年間も隣家に居住していることや、排気設備の改善で、加害態様が受忍限度内に抑えられれば、転居(引っ越し)の必要がなくなることなどから、転居費用は損害と認められない可能性があります。

(弁護士ドットコムニュース)

【取材協力弁護士】
山之内 桂(やまのうち・かつら)弁護士
1969年生まれ。宮崎県出身。早稲田大学法学部卒。司法修習50期、大阪弁護士会 公害対策・環境保全委員会委員。公益通報者支援委員会副委員長。民事介入暴力および弁護士業務妨害対策委員会委員。ADR推進特別委員会委員。公益財団法人交通事故紛争処理センター嘱託 。吹田市建築紛争調停委員。JELF(日本環境法律家連盟)正会員。大阪医療問題研究会会員。医療事故情報センター正会員。
事務所名:梅新東法律事務所
事務所URL:https://www.uhl.jp

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