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トキメキ不足のレディや毎日頑張っているレディの心に響く♡ キャッチコピーから生まれたひとつの物語

美人百花デジタル / 2021年7月13日 21時0分

写真

みなさんはルミネの広告を見たことはありますか?
写真の美しさはもちろん、何よりも引き込まれるのはキャッチコピー。

「一目惚れしてほしい。会うたびに何度でも。」
「去年の服が似合わなかった。わたしが前進しちゃうからだ」

生まれてから今まで、ひとりひとりの人生があったはずなのに、誰もがどのコピーを読んでも共感してしまう。私も初めて読んだときはグッと心をわしづかみにされて、ルミネの過去の広告をとにかく調べまくったものです(笑)。

そんな私と同じように、ルミネのキャッチコピーが胸に響いた人がいたら、ぜひ読んでほしいのが「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」という本。

著者は長年、ルミネの広告のキャッチコピーを書き続けている博報堂の尾形真理子さん。物語を読んでいくうちに、作品はもちろん、尾形さんって本当に素敵な方なんだろうなと思いました。

きっと百花レディのみなさんも心を動かされるはず!!
そんな素敵な本の魅力を今からお伝えします。

5つのキャッチコピーから生まれた5つの恋物語

「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」は、ルミネのキャッチコピーを元に書かれた恋愛小説。5つのキャッチコピーに合わせて、登場人物5人のそれぞれの恋模様が描かれています。

 

ポイント1 ♡ ワードセンスが美しい

まずこの作品の良さは1つ目にワードセンス。あんなにキレイなキャッチコピーを書くんだから、絶対に小説も素敵なんだろうなと思って読み始めると、想像以上に美しい言葉が並んでいて、物語の世界へと一気に引き込まれます。
小説はマンガや映画とは違って、いかに言葉だけで読者を物語の世界に入り込ませられるかが鍵。
女性が女性を描いているからこそ、よりリアルにより鮮明に物語の中に入り込めます。

 

ポイント2 ♡ 異なる恋愛テーマなのに共感できる

2つ目は登場人物ごとに異なる恋愛テーマ。恋愛小説といっても、両想いのカップルを描くこともあれば、長年の片思いを実らせる女性を描くことも。ひとえに私たちも周りにいる誰かと全く同じ恋愛経験があったかと聞かれれば、答えは間違いなくNo。この小説の登場人物たちも片思いに奮闘していたり、失恋をひきづっていたり、彼との同棲を迷っていたりします。
きっと登場人物たちの全てに共感ができなくても、どこかで分かり合える部分があるはず。それぞれの恋愛テーマが何か、考えながら読んでみて。

 

ポイント3 ♡ セレクトショップでの運命の出会い

3つ目はすべての作品に登場する路地裏のセレクトショップ。物語によってお店との関わり方はちがいますが、どの作品を見てもこの場所なしでは物語が始まらない。

そして、これも実は私たちが共感できる部分。新しいお洋服をお店で買ったとき、そのお洋服を着て、会いたい人や行きたい場所を想像しませんか? そう思うと、タイトルでもある「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」はまた心にじんわりと沁みます。

 

読み終えたとき、お気に入りのお洋服を着て会いに行きたい人を想像しよう

もし読書が苦手で全ページ読めるか不安になっている人がいたら、声を大にして「大丈夫」と伝えます!ひとつの物語が約40ページで完結するので、時間があるときに少しずつ読み進めればOK。

この小説を読み終えたとき、お気に入りのお洋服を着て誰に会いたいか想像してみて。

恋人でも友達でも家族でもいい。とびきり可愛いあなたになって会いに行きましょう。

編集SW

 

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