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夏の肌荒れ対策は?潤いをUPさせる漢方養生法を薬剤師が解説

美人百花デジタル / 2021年7月27日 21時15分

夏の肌荒れ対策は?潤いをUPさせる漢方養生法を薬剤師が解説

マスク生活で肌荒れが気になる人はいませんか? 夏も実は肌が乾燥しやすく、肌荒れを起こしやすい季節です。今回は薬剤師の道川佳苗さんに、肌の潤いを高めるための漢方養生法を教えてもらいました。

 

夏は肌荒れしやすい季節

冬は空気が乾燥しているので肌荒れしやすいのは理解しやすいですが、意外と盲点なのが夏も肌荒れしやすいということです。夏は、クーラーの使用により室内は意外と乾燥しています。

朝十分に保湿したはずなのに、仕事中に肌が乾燥すると感じることはありませんか? また、夏は紫外線の影響を受けやすいため紫外線ダメージによる肌荒れも起こりやすくなります。

夏も保湿や紫外線対策を気をつけるとともに、内側からの肌のケアとして漢方の考え方を取り入れると乾燥や肌荒れに強い肌作りに役立ちますよ。

潤いのカギは「血」にある!?

漢方の考え方では、肌の潤いは「血(けつ)」が十分にあることが重要だと考えられています。「血(けつ)」とは血液その働きのことで、全身に栄養分や潤いを運ぶ役割をします。

そのため、血が不足すると肌の潤いが低下してカサカサしやすくなります。また、夏は熱の影響を受けやすい季節でもあり、体内に余分な熱がこもりやすいため、うまく冷ましてあげないと炎症や赤みを引き起こすことがあります。

熱を冷まして潤いを与えてくれる「夏野菜」

栄養価の高い旬のものを食べることは養生の基本ですが、薬膳ではトマト、ゴーヤ、なすなどの夏野菜には体にこもった熱を冷まし、潤いを与えてくれる働きがあります。まさに夏の肌のためにも旬の夏野菜を摂ることはおすすめです。ビタミンも豊富に含まれ、抗酸化作用もあるので美肌のためには積極的に摂りましょう。

血を補う食材や生活習慣は?

血を補う食材は、「赤い食べ物」と「黒い食べ物」です。具体的には、なつめやプルーン、いちじくなどのドライフルーツ、トマト、にんじん、赤身肉などです。黒い食べものには、黒豆、黒ごま、ひじきなどが挙げられます。血を補うために大切なのが、睡眠です。血は夜寝ている間に作られるので、12時前には寝るように心掛けましょう。また、目の疲れは血を消耗します。夜遅くまでパソコンやスマホを見続けるのを控えることも血の消耗を防げます。

肌の潤いをUPさせる漢方薬って?

血を補うことで潤いを与える生薬に、当帰(とうき)、地黄(じおう)などがあります。それらの生薬を含む漢方薬は肌荒れ改善に効果が期待できます。

四物湯(しもつとう)・・・皮膚が乾燥していて、色つやが悪い人に向いています。産後の疲労回復、月経不順、冷え症、しみなどにも用いられます。

当帰飲子(とうきいんし)・・・皮膚の乾燥とかゆみによく用いられます。冷え症の人の慢性湿疹に効果があります。

夏は室内ではクーラーによる乾燥、外では紫外線のダメージにより肌の潤いが低下しやすい季節です。乾燥肌は肌荒れの原因になります。今回ご紹介した食材や漢方薬を取り入れて肌の潤いをUPさせましょう。

漢方薬を選ぶ時には、自分の体質に合ったものを選ぶことが大切です。まずはお近くの漢方薬局やオンライン薬局などで相談してみてくださいね。

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教えてくれたのは

道川 佳苗(みちかわ かなえ)さん

漢方薬・生薬認定薬剤師、調理師。大学卒業後、調剤併設型ドラッグストアにて従事し服薬指導をする中、病気の予防、健康維持には食育が大切であると感じ、調理技術、栄養学を学ぶため服部栄養専門学校に入学し卒業する。その後、大手料理教室講師、漢方クリニックの門前薬局で煎じ薬の調剤、漢方相談、服薬指導などを経験。現在は今までの経験を活かし web上で健康相談や薬膳や漢方に関する情報発信をしている。

画像提供/PIXTA

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