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「汗が止まらない…!」多汗症の症状や見極めるポイントを医師に教えてもらいました

美人百花デジタル / 2021年8月5日 20時15分

「汗が止まらない…!」多汗症の症状や見極めるポイントを医師に教えてもらいました

人よりも汗をかいている気がする? もしかしたらそれ、「多汗症」なのかもしれません。症状と治療方法について「西大寺駅前A皮膚科」の鶴田葵先生に話を伺いました。

 

多汗症の主な症状を教えてください。

多汗症には全身多汗症か局所多汗所かに大きく分けられます。局所多汗症は掌蹠多汗症、腋窩多汗症、頭部・顔面多汗症、と部位別にさらに分かれます。掌蹠多汗症は手掌・足底は精神的な緊張で多量の発汗が発生します。腋窩は左右対称性に下着にしみができる程度にでる発汗のことを指します。頭部・顔面は熱い食べ物や飲み物の摂取後あるいは物理的ないし情動的ストレスによって、頭髪は洗髪後、前額部は洗顔後に汗がしたたり落ちるくらいに汗をかくことがあります。

通常の汗と多汗症を見極めるポイントを教えてください。

見極めるポイントとして、

(1)症状がでるのが25歳以下であること

(2)対称性に発汗がみられること

(3)睡眠中は発汗が止まっていること

(4)1週間に1回以上多汗のエピソードがあること

(5)家族歴がみられること

(6)それらによって日常生活に支障をきたすこと

明らかな原因がないまま 6カ月以上経過して以上の6症状のうち2項目以上あてはまる場合を多汗症と診断しています。

治療方法を教えてください。

部位によって異なります。腋窩の場合だと保険内であれば塩化アルミニウム外用(しかし一般皮膚科にはおいていない場合も多く確認が必要)や重度であればボトックス治療も保険適応になっています。

また最近ではエクロックゲルという新薬も発売され保険適応であり、注目されています。手掌,足底,頭部顔面に対しては,欧米でも ボトックス治療は保険適用にはなっていません。

イオントフォレーシスという手掌や足底に通院して行う処置をしている病院もありますが全クリニックでしているわけではないので確認が必要です。

汗を止める治療やケア商品って、健康に害はない?

かぶれる場合もあります。皮膚科専門医と協力して研究開発された焼ミョウバンやイソブロピルメチルフェノール配合の外用剤もあり、こちらは臨床的に刺激が少ないです。

その他アドバイスがあれば教えてください。

漢方の内服をする方法もあります。まずは、皮膚科専門医に相談してください。

教えてくれたのは

「西大寺駅前A皮膚科」院長 鶴田葵先生

奈良県立医科大学医学部医学科卒業後、神戸大学医学部附属病院などを経て、大阪市北区の美容皮膚科・皮膚科にて院長を務める。2020年5月、西大寺駅前A皮膚科開院。日本皮膚科学会皮膚科専門医。自身も学生時代ににきび・アトピー性皮膚炎を患い、悩んだ経緯があることから、元患者ならではの目線での治療を行う。

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